退職とFA宣言のお知らせ
所属的には5月いっぱいですが、5月12日(月)が最終出社で有給消化中です。理由はいろいろありますが、結婚や離婚がそうであるように、結局のところはタイミングの問題です。
一番大きな理由は家庭の都合です。家庭の都合というとネガティブに聞こえてしまうかも知れませんが、実際にはポジティブな挑戦です。
ただ、そのために会社を辞める必要は必ずしもなく、会社も引き止めの時にその事情を鑑みてバックアップしてくれる事は伝えてくれました。CTOに
「会社は社員の夢を実現する場所だと思っていて、だからといって全員が別の方向を向いているわけにもいかないので、誰かの夢に乗っかる形で事業を作っている。なので『こいつの夢に乗っかりたい』とか思わせたり、逆にそう思えるようなイイヤツを採用している。ただ、松木くんくらい会社に貢献してくれた人間だったら、自分の個人的な夢や目的のために会社を利用してくれて構わないし、むしろそうして欲しい」
という趣旨のことを言われた時は大分グラっと来たのですが、僕自身はこの転機が自分を見直す大きなチャンスだとも思ったので、新しいチャレンジを探す意味でも、わがままを言って退職を選ばせてもらうことにしました。
現職には色々成長させてもらい、僕自身がそこそこ知名度を持つことができたのも、現職に所属させてもらったこそな部分も大きいので、非常に感謝しています。
今後に関して
退職後の所属は決めておりません。大事なことなので二回言いますが、「次の職場は決めておりません」。
家庭的な都合もあり、しばらく働かない予定ですが、早ければ8月くらいからどこかで働きたいと思っています。それまでの期間もフルタイムではなければ働けると思いますし、執筆等のお話もあればお声がけいただければと思います。お金はありませんが時間はあるので、興味があれば食事等に誘っていただけると喜びます。
連絡は、Twitter、facebook、メール等でいただければと思います。
ちなみに次の職場は「Perlじゃないか、日本語じゃないか」で考えようと思っております。Perl企業に限らず興味を持っていただいた企業の方からの連絡をお待ちしています。とか言いつつなんだかんだでPerlの会社に行くかもしれません。決してPerlが嫌いになった訳ではありません。
今はメイン言語はPerlですが、結構色々書いてきたので大体なんでも書こうと思えば書けると思います。
以下を参照するとCPANでは日本で9番目くらいにモジュールを上げているようで、ここ最近(1年?)だと2番目の模様です。
http://acme.cpanauthors.org/for/japanese
量は別に誇るべきことではありませんが、「量が質を生む」と今の会社の偉い人も言っているので、質はともかく量がでているのはちょっと面白いと思います。
現職ではソーシャルゲームの新規開発から運用のリードエンジニアを歴任してきました。100万人以上のユーザーを抱えるようなゲームを数本担当しています。
- 各種ミドルウェアを組み合わせながら複雑なWebアプリケーションを設計、構築できる
- インフラを考慮して安定したプログラム作成やシステム構築ができる
- サーバー負荷も運用負荷も少ないシステムや仕組みづくりができること
あたりが強みなんじゃないかと思っています。
元々MEだったのでフロントも一通り理解はあります。スマホネイティブに関しては、ここ一年はUnity(C#)を少し触っていました。
バックエンドもサービスのサーバー構築などは自分で行なっていました。
逆にサービスの監視系をガッツリ構築するとかそういったところはあまり経験がありません。また、Cであるとか計算機科学などのレイヤに関しては、一応大学は情報系でしたが、そこまで得意ではありません。
今後もアプリケーションエンジニアとして何らかのサービス開発に携われたらと思っておりますので、よろしくお願いします。
現職に関して
以下は与太話です。現職に興味がある人だけ読んで下さい。
現職とは価値観の違いや音楽性の違いなどはありましたが、そんなのはあるに決まっていて、僕自身10年付き合ってきた嫁とも価値観の違いとかあるのでそれは別に辞めた理由にはなりません。
むしろそういう、価値観の違いなどがありながらもそういったことを好き勝手言えるところは現職の良さだと思っているので、みんなもっとやればいいと思う。そういう勢いは若干落ちて来ているところは気になるところです。
イイヤツしかいないってのはホントそうで、悪人がいない。気持ちのいい奴らがそろっててそいつらのために働こうって素直に思える。いろいろな職能が揃っていて、チームでものづくりができる。
合う合わないはありますが、合えばすごく良い職場です。合う合わないにしても合わなかった人は入社前に期待し過ぎだったんだと思います。現職の外と中でのギャップで一番大きいと思うのは、ワイワイ楽しそうに働いているかとおもいきや、実は結構みんな静かに仕事をしているということ。
シャイでストイック、職人気質でなかなか心をひらいてくれないような人も多い。そういう新しい人が溶け込みづらい雰囲気はままあります。そんな中で自分からコミュニケーションを取りに行けるかってのが今の職場で楽しむコツだと思っています。
お互いのコミュニケーションの問題で、元々はお互いを悪く思っていなかったにも関わらず上手くいかず次第にこじれてしまうことも何度かありました。「人間ぽい」。実際問題そういうこともあるよねーという感じです。
ただ、外部の人が現職に対してイメージで物を言ったりとか、それはまだマシで、現職でうまくいかず退職してしまった人が、そりゃお互い色々問題があったにせよ、辞めてから一方的に現職を悪しざまに言ったりしている事には腹立たしく思ったりしていました。色々仕方ない部分もあるとは思いますが。
確かに働く時間が長い人は多いし、それにつられて好きでもないのに理由もなく長く働いてしまったりしてしまうと苦痛だったりするかとは思います。周りがどうあろうとしれっとしている鈍感力的なものが求められる部分はあって、多くのことを真に受けてしまうまじめな人にはちょっと気苦労が絶えないかもしれません。
という感じでカヤックは悪くない職場です。現在エンジニアが足りておりませんので、ご興味のある方はぜひ応募していただければと思います。気になる方は僕に相談してもらえれば色々正直なところも含めてお話できるかと思います。