えるしっているか、Lは便利
Perl Advent calendar 2017の6日目です。
LというCPANモジュールがありまして、これはPerlのコマンドラインワンライナーを書きやすくするためのモジュールです。
% perl -MString::Random -E 'say String::Random->new->randregex("[0-9a-z-A-Z]{12}")'
あるモジュールを読み込んでクラスメソッドを呼び出したい時には、上記のように、モジュール名を2回打ち込まないといけないのが難点ですが、それを以下のように書くことができる。
% perl -ML -E 'say "String::Random"->new->randregex("[0-9a-zA-Z]{12}")'
便利。
このモジュールは僕が5年前にCPANに上げたモジュールなのですが、Perl 5.27.1で失敗するテストケースがあり、今年それを直すとともに、バージョンv1.0.0としてリリースしました。
L-v1.0.0 by SONGMU https://t.co/tzXGpHxeoK
— CPAN New Modules (@cpan_new) 2017年6月27日
それが補足されて、少し話題になったようで、今年のYAPC::Fukuokaの際に、 @nqounet さんに「最近Lを知ったんですけど、すごく便利ですね」と言っていただきました。ということで、ここで改めて紹介してみることにしました。
L
というトップレベルかつ1文字モジュールということで、2012年当時、これをCPANに上げるかどうかはかなり躊躇したのですが、周りのPerl Hackerの皆様に後押ししてもらって上げました。
反響を心配していたのですが、好意的なレビューもついて、一安心したことを覚えています。思い出深いモジュールです。