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2006年8月12日

学生の組織

11日は結局関東学生ボウリング選手権を見に行った。会場に着いたときはもう終わりの方だったが、何とか後輩の勇姿が見られてよかった。引地が6位入賞まであとわずか4ピンの7位に入った。惜しかったがよくやった。5人チームも3位入賞とかですばらしい。強いなぁ、慶應。かつて私が主将やっていたチームとは思えない。そういえば、賞状に書かれた慶應の「應」の字がド派手に間違われていた。いくらなんでも勘弁して欲しい。私も彼女の名前の漢字を変換ミスしたメールを送ってしまって怒られたことあるけど。

引地と一緒のボックスで投げていた日本大学の春山選手が非常に上手くて、ちょっと見とれた。

相変わらず進行は遅く、14時過ぎに投球自体はすべて終了したにもかかわらず、表彰などすべてが終わったのが18時。とは言え、運営している学生たちはそれなりに真面目にやっているのだろうから、あれこれ言う気はないけどさ。

しかし、スコアシートの打ち出しとかを無くせないのかな。それで、スコア取りなんかボウリング場側にある程度委託できないのかね。そっちのほうが進行がスムーズだし、控え室にたまった大勢の学生連中がさっさと帰ってくれるのであれば、ボウリング場にとってもメリットがある気がするのだけど。

ただ、ぶーぶー文句言うのだったら、手伝ったり、もうちょっと上手い仕組みを考えたほうが建設的だとは思う。誰しも早く帰りたいのは同じなのだから。手伝う余地みたいなのがないのも問題なのだけど。

学生の組織がおそらく普遍的に抱えている問題があって、それは、ちょっと出来るやつが仕事を抱え込んでしまうこと。それでその結果誰も手伝えなくなってしまう。更には後輩に対して中途半端にしか引継ぎが出来ず、引き継がれたほうが仕事をマスターするまでにてんてこ舞いになること。それで仕事を完全に理解した頃にはもうすでに誰かに引き継がなくてはいけなくなっている。そんな悪循環。何せ学生生活は4年しかないからね。

そういう風に、ルールを理解するまでに時間がかかるもんだから、他人に仕事を振るとか考えられないし、ルールを変えようとか考える余裕が無いってのが一番の問題なのだろうと思う。私の学生時代が実際そうだった。

あとは、学生やボランティア団体なんかでもそうなんだけど、「時間 = お金」って概念が乏しいんだよね。というより、時間よりもお金を取る。これは仕方がないことだとは思うけど。私も学生時代は18切符使って、京都とか熊本とか行ったりしてたし、十何時間もかけて。

言ってしまえば時間は無限の資産でいくら使っても良いとか錯覚してしまう部分があるのでしょう。極端な話、スコアシートを全部専用のマークシートにしてしまえば、ものすごい時間の短縮が可能だろうけど、そんなコストのかかることは絶対にやらないわけで。

だから、学生組織ってのがはたから見たら非効率だと思えるくらい時間を使ってしまうのは、避けられないことなのかもしれない気がしてきたぞ。

投稿者 Songmu : 2006年8月12日 02:53