2006年10月 9日
カバーをはずせ
その昔、書は神聖にして犯すべからざるものだった。帯は外さず、綺麗なままで保つ為に、必ずカバーをつけ書棚に並べたものだ。売るときにすこしでも高い値で売るためという理由もあったのだが。そんなことはやめることにした。
何せカバーがつけてあると、見渡したときの検索性が悪い。大いに時間の無駄である。カバーをつけたまま忘れ去っていて読んでいない本がかなりある。ひどいのになると、それがずっと目の前にあるのに、カバーに阻まれて気づいていなかったりすることもあるのだ。
昔はカバーの種類やよれ具合でどの本かは分かったもんだったが、こんだけ冊数があると収集がつきません。高校時代までは人生の中で書が占める割合が多かったから、どこに何があるかとかはだいたい把握してたんだけどね。本居宣長のように(嘘)。
宅本便で売る本をみかん箱一箱くらいに詰めた。それでもまだ本棚に入りきらないや。私の部屋には本棚が3つあるのに。