2008年8月 4日
男二人組にナンパされた件
マジネタです。相模大野の駅ビルの書店で立ち読みしてたら、高校生か大学生くらいの男の子に声を掛けられた。
男の子「あのー、この建物ってスポーツ用品店入ってませんかね?」
私 「うーん。確か入ってなかったと思いますよ」
男の子「そうですか。この辺でスポーツ用品店どこにあるかとかご存知ですか?」
私 「うーん。すぐには思いつきませんねぇ」
男の子「町田とか行けばありますかねぇ」
私 「町田は結構ありますよね」
男の子「そうですよね。B&Dとか」
私 「そうですね」
男の子「…」
私 「…」
男の子「あの、この辺でここより大きい本屋ってありますか?」
私 「いや、ここがこの辺で一番大きいと思いますよ」
男の子「そうですかぁ」
私 「…」
男の子「…」
最初は単に尋ねているだけかと思いきや、どうも私と話をしたがっている様子なのだ。ちょっと不審に思い、話すのもかったるくなってきたので、彼らから目を離し、読んでいた本に目を落としたのだが、それでも私の傍でもじもじしていてそこから去ろうとしない。
そうすると、今度は男の子の隣にいた別の男の子が話しかけてきた。こっちの方が若いのかな。ちょっと可愛い感じのそこそこ顔の整ったちょっと気弱な感じの男の子でした。
男の子「あのー、大学生ですか?」
私 「(!?) いや、一応社会人なんです」
男の子「そうなんですかぁ。あのー、僕たち、この辺で大学生と社会人で集まって、なんかスポーツするみたいな活動をしてるんですけど」
私 「はぁ」
男の子「どうですか?」
私 「?」
男の子「…あの、どういったお仕事されてるんですか?」
私 「IT系です」
男の子「すごいですね」
私 「はぁ」
男の子「…」
どうも要を得ないのだが、(ほんとかどうかは分からないが)その活動に誘おうとしているようだ。ただ、不信感を抱かざるを得ない状況だったし、変な勧誘とかでもイヤだし、私自身なかなか無い状況に置かれて混乱していたので、私の中では「断る」一択。
男の子「それで、スポーツとか興味ありませんか?」
私 「いや、特に。仕事も忙しいんでなかなか都合がつかないしね」
男の子「そうですかぁ。…でも一緒にやりませんか?」
私 「いや、いいです」
男の子「…」
私 「…」
男の子「そうですかぁ。ありがとうございました」
てことで、二人組は去っていった。なんか悪い事しちゃったかなぁとか思いました。
男の子のひたむきな目にどこか宗教的な危うさを感じてしまったが、考えすぎで単に若者ってのはああいう目をしているものだ、ってだけの話だったのかもしれない。大人になると純粋さが怖くなる。
単に一生懸命勧誘しようとしていただけだったのかもね。明らかに勧誘ベタだったし、そういう意味では逆に信用できたのかも知れないのだが。
何かスポーツ用品が入っているっぽいバッグを持っていたし、B&Dを知っている事からも、そして、彼らの体型からしてもスポーツをしているってのは嘘じゃないだろうなぁとは後からしてみれば思う。
私も一応、そこそこスポーツやってるげには見えるだろうから、声をかけてくれたという話だったのかも。何か連絡先を含めた具体的な情報を出してくれれば良かったんだけどね。リーフレット的な。
単なる道尋ねかと思いきや、勧誘で、しかも唐突で良く分からない、と言う混乱極まりない状況だったので、相手を信用する、しない以前の問題で、とにかくその場を収める事が先決になってしまった、といったところでしょう。
ナンパで道を尋ねるところから入るってのはベタな戦術だけど、個人的な数少ない経験上(笑)、そういう場合は立ち止まって話はしてくれますが、その後どっかいっしょに行くとかはまず無理です。
話しかけられた当人からしてみたらすぐ終わるつもりだったのに、「えっ、これってナンパだったの?」みたいな失望と言うか、軽い混乱状況に陥るので、拒絶モードに入ってしまい、まず上手くいきません。
なので、最初からさっさと用件を切り出して、ダメだったらダメですぐに立ち去るのが、スマートで感じも良いし正しい戦術だと個人的には思います。
今回の件も、
「あのー、すみません。結構締まった身体してますけど、何かスポーツやってらっしゃるんですか?こういう活動してるんですけど興味はありませんか?(何か資料見せながら)」
みたいな、感じで入れば良かったのかなぁと思いますよ。最初にさりげなく誉めるのが営業的なポイントです(笑)
ちなみに、そのとき立ち読みしていた本が、べつやくれいの「ひとみしり道」ってコミックエッセーでした。それだけです。