2005年10月 1日
職人
ボウリングのジャパンカップ。先週行われたTV決勝は面子しだいでは見に行こうかとも思っていたのだが、結局やめた。山本勲選手が残ったら、見に行ったのだがなあ。ダニー=ワイズマンもライアン=シェイファーもトミー=デルーツもいないしさあ。
山本勲選手は惜しくも10位でした。予選でも決勝RRでもずっと上位につけていたのだが、最後の最後で無念の次点。しかし、去年から出場する大会ことごとく上位に位置しており、もはや日本でボウリングが一番うまい選手であることは間違いないね。今プロのAveランク1位だし。シンプルで安定した良いボウリングをするのだ。去年のNHK杯の決勝で初めて見たときは感動したね。ああいうボウリングがしたいよ。
いまいちなゲームが多かった中で、決勝は名勝負でした。30枚目よりも外を投げるトミー=ジョーンズに対して、3枚目をクロス(!!)で投げ込むノーム=デュークが好対照。お互いスプリット以外のミスもなく、しまったナイスゲームでした。
しかし、ノーム=デュークはすげーな。落とし所1枚目で、3枚目をぴったり通してるのも神業だが、あの球速がすごい。33km/hですよ、あの体で。リリースからピンヒットまで2秒フラット。テクニシャンといわれる彼のボウリングだが、この球は日本じゃ普通に剛球の部類です。ボールもグリップ無しの素彫りだし。かっくいー。あのボウリングを見て、外を通すボウリングはしょぼいとか誰も言えませんよ。
168cmと俺と同じ身長なのに、58kg! 今の俺より軽いし。つくづくボウリングはパワーじゃないんだなーと思う。もちろん俺よりかはパワーもあるんだろうが、あの体であれだけの球をほうれるんだから。ちなみに毎日10kmランニングしてるそうです。
てことで、今年のTV決勝の見所はノーム=デュークでした。