2006年10月 2日
あなたの原価はいくらですか?
化粧品の原価が数円だの、ジュースの単価がいくらだのなんて話は幾等でもある。しかし、そんな話は詮方無き事だ。
そもそも多くの人間は大体時給換算で1000円前後で働いていると思うが、じゃあ、自分の労働に時給1000円の価値があると思っているのかと。
それこそ、我々よりも過酷な労働を、時給ベースで10円にもならない値段で働いている人間がいるわけだよ、世界には。
どこかでは10円の労働が1000円になる世界で生きているのだから、原価10円の物が1000円に化けたっておかしくない。そう言う体系で生きているのだから、文句を言ったって仕方がないのだ。
俺がブランドと聞くと、ケッて感じになるのは御存知の通りだと思うが、別にブランド全否定って訳でもない。俺が必要性を感じないだけで。
不当に高い値段を付けられていないか、消費者の目ってのは勿論必要で、それはまた別の話。これはブランドの話にも通じるな。ブランドを育てていくのは、消費者なのだろうから。