2006年10月26日
中途半端なスキルほど手に負えないものはない
なぜこんなに忙しいのかと考えてみるとね、コンピュータも使えるし中国語も話せるから非常に重宝される、と言ってしまえば聞こえがよいが、両方のスキルが中途半端だから、コンピュータと中国語とで人の2倍近くの仕事を振られるとそれこそ仕事が回らないのである。考えてみれば非常に簡単な理屈だ。それにしたって今いる業界は人材不足なのだから。
いつでも転職できるくらいの余裕があったほうが良いのかもしれんが、そんな上手く立ち回れる器用な人間じゃないし、それでよいと思ってるしな。最近は転職してみても良い気がしてきたが。ただ、今の業界で働くとすると今の職場が一番面白いことはまず間違いないのだ。
中国語をひたすら磨いて、「コンピュータなんて全くもって使えませ~ん」とか宣言した方が楽なような気がするよ。…無理か。
別にコンピュータなんて好きなわけじゃなくて、大学入った時にどうやら使わざるを得ないようだったし、こんなものに振り回されたくないもんだから使い方を覚えただけの話なのだが。それだけの話なのに、コンピュータを使える人(もちろんこの言葉自体が意味不明なのは言うまでもない)ってことで、使い方を訊かれたり、いろいろ仕事を頼まれたりして負担が増えているのは、私にとっては本末転倒も甚だしい。自分で調べろと、それが出来ないのなら使うな、と言いたい。
もちろんそういう教えてクレクレ言う人も、ストレスを感じながらパソコンに触れているのは間違いないので、もうあらゆる人にとってストレスフルであるわけだ。
ビジネスの効率化かなんだか知らんが、なぜこうまでしてコンピュータを使う必要があるのでしょうかね。それこそ今のパソコンなんて、昔のスーパーコンピュータ何十台分ものスペックがあるのだら、それこそ普通の公道上を皆でフェラーリ乗り回しているようなもんであり、そういう意味では非常に非合理極まりない。
たとえ話だが、皆でのんびり歩いてりゃいいのに、走り出すやつがいるもんだから、皆で走る羽目になってしまう。それで結果的に出てくる順番なんかは歩いていたときと大差なく(最初に走り出したヤツはちょっとだけは得するかもしれないが)、結局みんなが疲れるだけ損なのである。最初に走り出すヤツってのは大概、自分は誰よりも速く走ることが出来るという無根拠な自信に満ち溢れている。
ま、コンピュータを研究に使ったりするのは面白いと思うよ。こんな表彰が行われたようですが、森悠紀さんが完全に紅一点で面白い。正に才媛を体現しているような人ですね。