« CSSハク的なこと | メイン | 持久力こそ力 »

2006年10月29日

長野へ強行軍

諏訪湖マラソンに行った。実際申し込みはしたものの出ようかどうかは直前まで迷った。当日の朝始発で行ってギリギリ出られるかどうかがあやしかったからだ。宿の手配もしなかったし。

最寄り駅5時14分発の始発に乗り、8時55分上諏訪駅着。9時20分が受付締切。上諏訪駅から会場までの途中の体育館で荷物預けて、9時20分までに会場で受付をすればなんとか出走可能であった。

ただ、これはあくまで一連の流れがスムーズに行ったらの話である。諏訪湖マラソンは7000人からが参加するイベントであり、手荷物を預ける体育館や受付が混み合っていたら一巻の終わりなのである。

そこで私は一計(?)を案じた。貴重品は預けないで、体育館に荷物を放り込み受付に直行する。持って行く貴重品は絞りに絞って、封筒に入れそれをジップロックに入れてジャージのバックポケットに入れて走ることにした(そう、ウェアは自転車ジャージで走るのだ)。携帯も財布も持って行かない。持って行く貴重品はお金と切符と保険証のコピーだけである。

受付は並んでいるかもしれないが、よもや9時20分になって並んでいる人を受け付けてくれないと言うことはないだろうとタカをくくった。同じ電車に同じ穴の狢がいるに違いないとも思ったし。参加賞はゴール後の配布のようなので、受付をしたらそのまま出走できるはずだ。

それで受付できなかったらそのときはそのときだ。とにかく、電車に乗って本を読みながらレースに行く。そういう旅がしてみたくなったのだ。3年間に乗鞍ヒルクライムに行ったときは陰摩羅鬼の瑕を読んだ。今は奇しくもちょうど邪魅の雫が手元にあるのだ。

腹をくくって行くことにした。マッサージオイルの塗布や着替え(上着を脱ぐだけだが)は電車の中、アップは会場までの道すがらである。しかし、どうも便秘気味でトイレを済ませられなかった。自転車レースで出走前に快便でないのは負け戦を意味するが、それはマラソンでも同様であろうし実際そうであった。

受付についたのは3分前。誰も並んでおらず、あっけなく受付は終了した。拍子抜けである。やはり、そんな受付ギリギリに行くような無謀なヤツはそういないようだ。計算外だったのは参加者リストなんかが載ったパンフレットとスポーツドリンクのペットボトルを貰ったことである。それでも受付がすんなり終わったこともあり10時の出走までは十分に時間があったので、いったん体育館に置きに戻ることができた。

ということで無事に出走(歩かず完走)を果たしたのである。

実は、諏訪湖マラソン出場者用の貸し切り列車が新宿から出ていたらしく、それに八王子から乗ればもっと余裕だった模様。事前申し込みが必要だったみたいなので、来年出るなら申し込んでおこう。

行きも帰りもほとんど寝てしまったので、邪魅の雫は全然読み進まなかった。

投稿者 Songmu : 2006年10月29日 23:28