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2007年2月18日

Firefox、Sleipnir(+α)化計画とその実行過程

ずっとSleipnirを使ってきたのだが、使用のマシンに関してはFirefoxに乗り換えた。Sleipnirで便利だと思っていた機能がFirefoxのアドオンを使えばほぼ全て実現できることに今更気が付いてしまった。Firefoxは動作がもっさりしている印象があったが、Ver. 2.0を使ってみたら全然軽快で、かくしてSleipnirの利点が全く無くなってしまいましたとさ。しかも、Firefoxの方がさらに優れた拡張機能を備えるってんだから…!!

しかも標準のブラウザに指定するのが楽なのが地味にいけてます。Sleipnirだと標準のブラウザに設定しても、メッセンジャーやGoogle DesktopからのリンクなんかはIEで立ち上がってきてくるという中途半端な標準具合で、それをSetBrowserで強引に修正したりしたりしていたのですが、Firefoxは設定一発でした。

改めて、オープンソースの威力と、プロプライエタリの限界を見せ付けられる形となりました。Sleipnirはちょっと応援していたので切ないね。これで晴れてGeckoエンジン使いとなりました。

これまでSleipnirを使ってきた大きな理由として

  • 動作の軽快さ
  • タブブラウジング
  • マウスジェスチャー

この3点が挙げられる。マウスジェスチャーで主に使うのはページ(タブ)を開く、閉じる、切り替える、更新するなど。特に秀逸だったのは、右クリックをしながらマウスホイールを動かすと、タブをグリグリ切り替えられる点で、マウスジェスチャー本家のOperaなんかより全然軽快に動くので気に入っていた。リンクをホイールクリックすると新規タブで開く点も密かに気に入っていた。(実はこのあたりに関しては、Sleipnir Ver.2.xx よりも 1.66の方が軽快だったりするのだが)

さてその辺りの優位性が、これから紹介する3つのアドオンによって駆逐されてしまいました。

All-in-One Gestures

マウスジェスチャーを実現するアドオン。各種ジェスチャーの設定、ホイールでのタブのぐりぐり切り替えにも対応。動作も全然軽快。

Tab Mix Plus

タブを開く位置の設定などを細かく設定できる。デフォルトだと新規タブが一番右に開いてきてしまうのが気に食わなかったのでインストール。

これで新規タブを開いたときに、現在のタブの右側に開くように設定。タブを閉じたときもそのタブを表示させる直前に表示されていたタブを表示するようにした。また、Javascriptでのポップアップウィンドウも、別ウィンドウではなく、同一クライアント内で開く設定にできた。

密かに優れものなのが、ツールバーに「最近閉じたタブを開く」ボタンを追加できること。

removetabs

Sleipnirで重宝していた、タブをまとめて閉じるボタンをツールバーに実装するアドオン。全てのタブを閉じる、右側のタブを閉じる、左側のタブを閉じる、他のタブを閉じる、と欲しかった全ての機能を実現できるので合格。

他に便利なアドオン

とまあこんな具合でSleipnirの優位性が消し去られてしまいました。他に、以下のアドオンなんかが便利です。

Google Toolbar

ご存知Google Toolbar。Sleipnir最大の弱点(?)としてページランクを表示できないことがあげられますが、もちろんFirefoxだとそれが可能です。私の場合、検索ボックスもその他のアイコンも全て取っ払って、ページランクだけをウィンドウ右上、メニューバーの隅っこで表示させるようにしました。検索ボックスはブラウザ標準のものを使用します。そういえば、このページがいつの間にかページランクが3とかになっててビックリです。

IE Tab

世の中にゃあIEでしかまともに見られないサイトも数多くあります。(例えばこんなとこ) そんな腐ったサイトにもちゃんと対応してあげるための非常に心優しいアドオン。サイトを表示するときのレンダリングエンジンに、Trident(IEのレンダリングエンジン)も選べるようにするものです。

単に切り替えられるだけではなく、特定のサイトをTridentで開くように予め指定できるのが優れものです。(正規表現での指定にも対応) これで、GyaoやらWindows Updateやらmhtファイルやらも一発でちゃんと表示してくれるようになりました。

社内での業務用WebアプリケーションはIEでしか動かないものも多いので、業務用PCはSleipnir継続かなぁとか考えていたのですが、これを使えば何とかなるかもしれません。

ただ、これで表示させた場合、当然のことながら、表示画面はIEのそれなので、コンテキストメニューがIEと同じであるほか、各種アドオンも使えなくなります。つまりマウスジェスチャーなんかが使えません!! なので、Tridentを使ったタブブラウザを使いたい場合は、やはりSleipnir、Lunascapeなんかに軍配が上がるでしょう。

Web開発にあたって、便利なアドオン

これまで書いてきた位では、SleipnirもFirefoxもどっちもどっちなのですが、決定的に差がつくのはこのあたりの拡張機能でしょうか。

各種説明は下のページが詳しいので説明は譲りますが、私が入れたのは、CSS用に「Web Developer」、JavaScript用に「Firebug」、画面の好きな場所のサイズを測れる「MeasureIt」、カラーコードを抽出できる「ColorZilla」以上4点。

WEB制作時に便利な9つのFirefox拡張機能(Add-ons)(外部リンク)

「Sleipnirは機能がたくさんあって便利… そんな風に考えていた時期が俺にもありました」
てことで、これからFirefox使いになります。

投稿者 Songmu : 2007年2月18日 21:44