2007年7月 7日
ブックフェアに行ってみた
F氏とブックフェア行った。久し振りのビックサイトである。前に来たのは、大学時代、友人とノリで「ロードレーサーでレインボーブリッジを渡ってみよう」とか言って行ったとき以来である。…すみません、もうしません、本当に。その前は浪人時代のコミケ。
あらゆる本が2割~4割引きで売っていた。あれだけ出版社がブースを構え、本が並んでいるのは、壮観で高揚感があるね。ただ、結局私は本は一冊も買わず、F氏ともども一番盛り上がったのは、本じゃなくて、輸入クラシックCDが安く売ってたエリアだったのは秘密だ。バッハ4枚にショパン1枚、占めて1800円。
最近本を良く買っているオライリーや毎コミなんかが出展していなくて残念。技術評論社は出展したけど、品揃えが私としてはイマイチでした。
デジタルパブリッシングのエリアにはGoogleとAdobeもブースを出していた。ノベルティーを貰って結構ご満悦である。Googleはロゴの入った紙袋も貰えたので、もっぱら荷物入れに活用してました。
左からAdobeのマーカーと、それをばらしてみたもの。Googleのブックカバー。
Adobeのマーカーは遊び心があって、一本のペンと思いきや、細かくばらすことができて、グラデーションカラーになっています。長く繋げたり出来るしね。子どもの頃、そういう文具無かったっけ? 実際の使い勝手はそれほど良くなさそうですが。
Googleのブックカバーはかっこよいね。日本でのブック検索のサービスを開始した絡みもあって、今回の出展になったっぽい。
Adobeのブースでは、松本零士のトークショーを開催していてそれも見に行った。勿論、Adobeの製品宣伝目的である。Flashを利用した携帯でのマンガ配信サービスが開始されるようなのだが、それのキラーコンテンツとして999があり、そのコンテンツを作成するのに勿論Adobeのアプリケーションが使われると、そういう筋書きである。
トークショーの内容も、7,8分松本零士が話して、その後15分くらいソフトの説明があって、その後7,8分松本零士が話して終わるという流れ。ホントはもっと松本零士が話して欲しかったし、来ていた人はみんなそう思っただろうし、本人も話し足りない様子だった(笑)
松本零士はとりとめも無くいろいろ話していましたが面白かったよ。なかなか愉快なおじさんでした。「松本零士は終わりなき侍と言う意味だ」とか「メーテルは同級生がモデルだ」とかね。
あとは「技術の進歩によって昔考えていたことが現実になってきてますね。だから夢を持とう。夢は必ず実現する」てなことも言っていた。そういう物言いは嫌いなのだが、ゆるさというかガツガツしてなさがあって、不思議と反感を感じなかった。
「私は今頃5万人の会社の社長の予定が、実際は13人ですがね、はっはっは」てなところが親しみが持てた。荒唐無稽であれ、夢を持つことは良いことだといったことが言いたかったのでしょう。それが叶ってきていて嬉しいなみたいなノリでした。
ソフトの部分は、携帯向けFlashのパブリッシングソフトの紹介でした。確かにあれは画期的ではあるのでしょう。Flashという機種に依存しにくいプラットフォームでのコンテンツ配信が可能で、しかも全世界の携帯機種でのエミュレーションが可能と言うことを謳っておりました。
携帯コンテンツ会社で働いている友人なんか、「携帯新機種が出たら全部会社で買う」とか言ってたもんな。契約もしないといけないので、社内には使わない番号がごろごろあるという話です。
と言うことでブックフェアの目玉は、クラシックCDと松本零士でした。翌日だったら、読売新聞ブースで森博嗣のトークショーがあるようでした。なんでもスカイ・クロラが押井守の手によって映画化だってさ。