2009年3月18日
「おまえは草食動物かもしれないけど食われる心配は全くしてないだろ?」
飲みに行った大学の先輩にそんなことを言われてすげー腑に落ちましたよ。正にその通りです。頭が悪くて、一瞬パワーは出るかもしれないけど直ぐに息切れするようなとろくさい肉食動物に食われるはずないでしょ。
私は昔から草食動物を自認してきたので、最近の草食に対する扱いは不当なものと訴えたい。お前ら草食舐めてんのかと。
そもそも現代社会では、瞬間的に無駄なパワーが出せる肉食動物的な瞬発力よりも、ある程度の力を持続的に発揮できる草食動物的な持久力の方が明らかに求められるんですよ。
ほっそりと引き締まったカモシカの脚が美しいとされるのとは逆に、肉食獣の身体ってのはえてして醜い。休日にテレビの前で寝転がっている腹の出たおっさんみたいなもんだ。不自然にビルドアップされた身体だって美しいとは言えないでしょう。ボクサーの身体は草食系寄りなので可。
もともと弱肉強食ってのもおかしな言葉で、食物連鎖が決して生物としての優位を示すものではないと言うことは、中学校くらいでしっかり学ぶはずなんですけどね。肉食動物なんて、草食動物に食わせてもらわなければ生きられない不完全な存在なんですよ。
個人的には生きてく上では食わせてナンボだと感じていて、多少食われたとしても平気でいられる強さがあるのが良いなと思います。アンパンマンが自分を食わせてあげるってのは象徴的で良いと思うんだけど、ちょっと食わせたくらいでへろへろになっている辺り、彼もまだまだ未熟。
私の草食動物志向は小さい頃からで、一番好きな恐竜がトリケラトプスだったことからも伺えます。
一緒に飲みに行った先輩からは、
「おまえが草食動物なわけないだろう。自分で狩りに出かけないだけで、戯れに設置した罠にかかったウサギを食べたりしてるんだろ?」
とも言われました。確かに。