2006年9月 9日
デジタルの悲哀
いやー、俺も昔はこれで遊んだもんだよ。カチッ(スイッチを入れる音)。…しーん。
将来突然遊びたくなったときに、メンコやベーゴマならいざ知らず、ゲーム機ってのはこうなるのが目に見えている。“Sony”の“PlayStation”なんてまず絶対に動かない(偏見)。そうなったら直すこともまず不可能だ。
それって悲しいよな。子供に半分うっとうしがられながら、自分のやってた遊びを披露するという大人の楽しみ(?)が実現できないわけだよ。有名ゲームであれば復刻版なんかを出してもらえるのかもしれないが、マイナーゲームはそんなことは期待すべくもないのである。
しっかりデータを保管しておいて、パソコン上でエミュレータを使えば良いのだろうが、それも不安が残る。データ消失の危険性があるし、将来的にすべてがまともに動くような動作環境を作り出せるのかどうか保証はないのである。そりゃ技術と気合があれば、例えば、Vine Linux 43.0上で動くドリームキャストのエミュレータを作り出すことは可能っちゃ可能かもしらんが。
てことで、それでも一応データを持っておくに越したことはないと思い、サイキックフォース2012 復刻版を突然購入してみた。2001年発売で生産中止だが、ネットでまだ売っているところがあった。それだけ売れてないってことか。こいつはどうやらなかなかアーケードを忠実に再現しているらしいので良し。最近ちょっとサイキづいてます。
過去のシリーズを収めた「サイキックフォース COMPLETE」なんてのも出てるらしいのだが、こいつがまたアーケード版とは程遠い悲惨な出来らしくて、熱心にファンを続けている方々からは非難の声が上がっているようだ。例えば、すげー基本的な連続技(中足→波動拳みたいなやつ)が軒並み繋がらないらしい。説明書にも「連続技を決めろ!」とか書いてあるのに、それが繋がらない。それで、いろいろ抗議を受けたタイトー側も言うに事欠いて出した公式発表が、「説明書に誤表記がありました、申し訳ございません」。笑える。
話を戻すが、やっぱ個人的な名作は将来やりたくなる可能性も高いよな。FF6とかオープニングを見ると、今でも超感動するし。
こんなことを思いつくってことは、私もじじい化してきてるのだねぇ、きっと。そんなことを考えていたら広野にクロノトリガーを何年も貸しっぱなしだということを思い出した。