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2008年3月21日

マッチョマッチョってブログ界隈でうるさいけど、誰も本物のマッチョの話しをしないのは何故なんだろう

要は誰も話せるような人がいないんでしょうね。男なら誰しも(この私でさえ)多かれ少なかれ、筋肉が欲しい。大きな異論は無いところだろう。てことで実際の筋肉マッチョの話をしてみよう。

さて、それでは実際のマッチョ(ボディービルダー・格闘家等)がどのように生活しているかを挙げてみよう。

  • 4時間おきにプロテインを飲む
  • 肉体へのプロテインの補給を切らさないために、夜中12時に目覚ましをセットして起きて、プロテインを飲んでまた寝る。
  • 1日に200g以上プロテインを飲む
  • ボウルとハンドミキサーでプロテインを攪拌する
  • ゆで卵をボウルいっぱいに作り、白身だけを食べる。身体がむくむから塩はかけない
  • 筋トレでオールアウトした後の、筋肉に焼けた鉄の棒を突っ込まれたような痛みが快感

やってる本人は絶対楽しいんだと思うけど、普通の人はあまりそういう生活をしたいと思わないでしょうね。(一般人がひくような項目を挙げたわけだが)

ボディービルダーに「どうだ、俺の筋肉スゲェだろう!」とか見せつけられたとしても、「確かにすごいね。でも俺は筋肉は程ほどに欲しいけどそういう競争からは降りてるから。」って感じです。それは決して負け惜しみには聞こえないよね。

だから、肉体的マッチョも精神的マッチョも金銭的マッチョも、一般人全員が目指すようなもんじゃないんですよ。すごい当たり前の話なんだけど、マッチョ論でムキになっている人って、マッチョ側も非マッチョ側もその事を意識出来ていないように感じる。

で、勝間和代さんの情報収集術の本なんかを読んでいると、そういうマッチョ話を延々と聞かされているような気分になるわけです。例えばこんなことが書いてある。

  • 体に負担かかるから、肉は食べないし、酒は飲まない
  • 移動は自転車で、その時はMP3プレイヤーで英語のニュースを聞く
  • 等々

そんな窮屈な生活はしたくない。(2番目の項目は自転車乗りとしては論外なんですが)

だから、こういうものを読むときは、全て真似をする必要は無いし、ボディービルダーの話を聞いているのと同じだと考えて、話半分で参考に出来る部分は参考にすればよいのですよ。ボディービルダーのプロテインの摂取の仕方なんかで参考になる部分があるように。

夜中12時に目覚ましで起きてプロテインを飲む必要は無いけど、寝る前にプロテインを飲むと睡眠中に効率よく吸収してくれるとかね。

ちなみに私は勝間和代やボディビルダーの生き方を否定しているわけじゃないのです。さっきも書いたけど本人は絶対に楽しいし、その快感は分かる。

例えば私も何度か富士山の5合目までロードで上った事がある。周りから見たら馬鹿で苦しい事でも、本人からしたら快感極まりないわけです。苦しくもあるけど。ちなみに、富士5合目までは毎年4000人からが上っているから大したレベルじゃないんですが。

つまり、「やれば出来る」っていうのと同じで、自分が感じている快感を普遍的なものだと思って、他人に押し付けるのはやめたほうがよいってことです。

投稿者 Songmu : 2008年3月21日 19:36