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2009年2月11日

iPod touchをテキストリーダーにしたいの巻

前職に比べると通勤時間帯が普通なんで、通勤電車で座れない事が増えてきた。座れなくても混んでなきゃ良いけど、混雑してるとまともに本も読めない。サイズの大きいオライリーの本とか読んだり出来ない。

立ったまま無為に過ごすのも勿体無いなぁと言うことで考えたんだけど、私はiPod touchという便利なものを持っているわけです。これをテキストリーダーにして、なんか自動で取り込んで通勤電車で読めば良いじゃんとか思ったのが始まり。

新聞記事とかPlaggerで整形して、自分用にRSSとPDF作って、iPodでPodcastすれば良いんじゃね? とか思っていたら、おま、iPodってPDFをPodcast出来ないのかよ! そんな気はしてたけどさ。PDFそのままで読めそうにないし。

これまたそんな気はしてたけど、そもそもリーダーアプリを入れないといけないみたいなので、テキストリーダーアプリケーションを物色した。やっぱり似たようなことを考える人は多いらしく、iPod touch用のブックリーダー、テキストリーダーは豊富でした。そんな中、青空文庫用のSkyBookStanzaをインストール。

SkyBookはスゲー快適。新しいアプリで意欲的に新機能を盛り込もまれている段階ってところが良い。青空文庫のルビに対応しているのも大きい。

タップしてページ送り、シークバーを使えばページをぱらぱら送る事が出来たりと、ああ、これが出来ればブックリーダーとして文句は無いなという出来。

とりあえず、小栗虫太郎の黒死館殺人事件をダウンロードして読んでます。いやー、これが無料だなんて改めて青空文庫素晴らしいね。

ただ、SkyBookは縦書きオンリーなので読書する分には良いんだけど、WEBからの記事なんかを読む分には横書きの方が良いかなぁとか思って、Stanzaもインストール。こちらもSkyBookと同様の機能を備えてます。もともと英語圏のソフトなんで、ルビ表示とかは出来ないけどね。

何れも自分で作ったファイルも取り込むことが出来るんだけど、SkyBookは青空文庫形式のテキストファイルで、Stanzaはepub形式。

青空文庫形式は独自の日本語マークアップランゲージって感じで、なかなか面白い。例えばこんな感じ。

霜月|酉《とり》の日
[#改丁]
[#ここから4字下げ]
・・・
[#ここで字下げ終わり]
[#地付き](この日記終り)

記号も全部全角でマークアップされているのが面白い。一番上はルビの設定で、縦棒以降がルビ対象になって「《》」内ににルビを降ると言う仕様になっている。青空文庫のボランティアはみんなこのルールに従って打ち込みをしているみたい。

epub形式はまだまだ日本語の情報は少ないけど国際的に電子書籍の標準形式になろうとしている規格のようです。

拡張子が、epubでバイナリ形式のファイルかと思いきや、実は単なるzipファイルで中身はxmlファイルでした。レイアウトもxhtml+CSSが使えるみたいなので汎用性があって良いですね。

ただ、いかんせん日本語の情報が少ないので、デスクトップ版のStanzaが生成したepubファイルを解凍して解析したり、idpfのサイト(http://www.idpf.org/)を見たりして勉強中。

日本語の情報が少ないから、逆にちょっと頑張って上記サイトの翻訳でもしようかなとも考え中。

てことで、テキストデータをファイル形式に応じて整形してやってiPod touchに取り込めばよいのです。

ただ、取り込むのも問題があって、iFunBoxってプログラムを使えば、iPod touchにファイルを転送出来てそれはすごく便利なんだけど、最終的に自動的に同期とか精々ワンボタンで同期とかそういうレベルに持って行きたいよなぁとか悩みは尽きません。

というか実際に最初に書いた事が簡単に実行できるようになるのがいつになるのだか見当も付かないのだが、とりあえず、SkyBookで黒死館殺人事件が読めているので当初の目的とは違いますがそれはそれで満足だったりします。

投稿者 Songmu : 2009年2月11日 23:59