2009年10月 9日
日本の英語教育はダメなのか?否
日本の英語教育は駄目だとか言われますけど、単に会話に重点を置いてないってだけの話ですよね。学校で教わることがほとんどの人が身につけられないのは数学なんかにしたって同じでしょう。
日本の英語教育は読むことに特化した教育なわけです。実際、多くの人にとっては、英語は会話より読んで触れる機会の方が多いはずで、その方向性は間違っていないし、Webによりその傾向は一層加速したとも言えるでしょう。
私は不真面目な学生でしたが、片手では足りない程度には洋書のテキストには目を通しましたし、学生時代は日本語の情報が少なかったことも有り、英語のサイトには結構目を通しました。高校までの英語は十分役に立っているのです。
会話能力なんて外国で数ヶ月暮らせば嫌でも身につくんだし、そんなもんは学校で教えるようなもんでもありません。私の妹は大学の英文学科で英字新聞部の編集長をしていたのですが「帰国子女の多くはしゃべれることで満足してしまって、ろくな英文が書けない」と嘆いていました。
私は英語と中国語だったら、英語のほうが語彙もあるし読むことも出来ますが、こと会話に関しては、中国語のほうが圧倒的にしゃべれます。やっぱ暮らしていた経験は大きいです。暮らしてるとある日突然喋れるようになるので驚きます。だから、英語圏に住んだらすぐしゃべれるようになるんだろうなと楽観しています。
現実問題、海外で暮らすのはなかなか難しい人も多いでしょう。それでも本当に必要な人たちのために英会話を教えるのは民間の学校の役割だと思っています。そういうところは、学校で教えないような技術を教えることが役割なわけです。料理教室なんかもそうでしょう。
民間の英会話学校は、日本人が英語を話せるようにすることに特化したレッスンを提供しているし、そのためのノウハウも馬鹿になりません。
私は前職が某王手語学学校傘下(NOVAじゃないよ)だったわけですが、勤める前は「馬鹿なOLとか勘違いリーマンを喰いもんにしてる、アコギな商売だろ」とか半分馬鹿にしてたわけです。
ところがどっこい勤めてみると、会社として「如何に日本人が英語(やその他外国語)を話せるようにするか」ってことに対して情熱を持って真剣に取り組んでいるわけですよ。教師採用も厳しいし、ティーチングメソッドの研究やその研修もしっかりやっている。そこには恐れ入ったね。
やっぱまともな商売をやっているところがどんな業界でも長く生き残っていくんだなぁと思ったね。NOVAみたいなのはやっぱダメです。まあ、ドロドロした営業活動や営業同士のいがみ合いみたいなのはありましたけどね。女社会でしたからね。
ちなみに、英会話をやるんだったらマンツーマンだったら7アクトかBerlitz、グループレッスンだったらイーオンがおすすめです。
結論。学校教育に英会話は必要ないし、英会話が必要な人は英語圏で暮らすか、語学学校に通え。