プログラマー定年の日に父親になりました
facebookやTwitterでは思っていたよりたくさんのお祝いの言葉を頂き、本当にありがとうございました。この場でお返事とさせていただきます。
6月5日に35歳になりました。よく言われるプログラマ定年説カッコワライっていうやつです。
日付を同じくして、子供が生まれました。自分でも驚きです。
プログラマ定年の日に第一子を授かりました。
— songmu (@songmu) 2015, 6月 5
奥さんは僕の誕生日に合わせて産みたかったみたいなので特に喜んでいます。なんか色々あってここまできたなーという感じです。産まれて本当に良かった。出産にも立ち会えた。会社の皆様のバックアップにも感謝です。
前日入院したときに、同室の隣の妊婦さんが出産前で、ものすごくつらそうなうめき声を上げながら分娩室に移動していたのですが、自分の奥さんがこうなったらいたたまれなくて精神的にキツイだろうなーとか(普段奥さんが病気で辛がってたりするとめっちゃ辛い)、それで産まれたら絶対僕も泣くなーとか思っていたのですが、その場に立ち会ってみると以外なことに割と冷静に、奥さんをさすったりおしりを押さえたり、励ましたりしていた。産まれても、うるっとはきたが、大泣きするとかはなかった。隣の妊婦さんのおかげで、心の準備ができたのかもしれないし、冷静というよりかは、単になんか麻痺していたのかもしれない。
赤ちゃんはまだ産まれたてで頭もまだ長いし、よくある一般的な生まれたての赤ちゃんの風貌という感じで別にまだ見た目が特別かわいく見えるとかそういうのは思っていたより無かった。
生まれてしばらくしてから「ちょっと奥さんの処置があるんで見ていてください」とか赤ちゃんを渡されて、「抱き方とかわからないんだけどマジか」ってなった。普段他人の赤ちゃんとかも怖くてなかなか抱っこできないのだが、自分の子供だからなのか、思っていたよりも力強い感じがして、抱いていて不思議と不安はなかった。まだ目が開いていないので、手をブンブン振り回していて、それに指をあてがったら握り返してくれた。のんきにあくびをしたりくしゃみをしたりしていてそういう姿を間近で見てると、「ああ、めちゃくちゃかわいいな」ってなりました。
予定日を過ぎてものんびりしていてヤキモキさせるマイペースぶりや、5日の午前中は「ちょっと今日は生まれそうにないね」とか担当医と助産師さんに言われていたのに、急にやる気を出して狙っていた6月5日に出てくるとか、なんというか自分の子供っぽいっていう感じがします。急にやる気出して6時間で産まれてきたはいいけど、急激な変化に奥さん大変そうだった…。
今後、子供のために生きるとかようになるとか、そんな話も聞きますが、僕はただしく利己的であることを志向している人間なので、あまりそういうことは無いんじゃないかとも思ってるんですが、自分の中にどういう変化が生まれるかが楽しみです。
子供の名前はとにかく親の願望を反映させたような名前に「したくない」というのがあって、実際こうなってほしいとかそういうの無いので、単に季節であったりルーツの土地であったりとかそういう辺りの関連から取りました。
なお、当たり前ですが、プログラマに定年はありません。