おそらくはそれさえも平凡な日々

私と楽天経済圏とふるさと納税

タイトルの通りでふるさと納税の話も出てくるのでご承知おきください。ふるさと納税を快く思っておらず、仕組みを理解した上で利用しない人は、主義があって良いことだと思います。私も良い制度だとは思っていません。

ふるさと納税は5年ほど前に別のサイトで一度利用し、その後は利用していなかったのですが、一昨年楽天でふるさと納税をしてみて、その流れからズブズブと楽天経済圏に降ってしまった。ある程度自分の生活の中では最終形に近い形になったのでまとめてみます。

裏技に近いと思えるようなテクニックも少し紹介します。一般的に裏技的なテクニックを喧伝しすぎることはサービス提供者に対してフェアではないので良くないと思っていますが、今回の場合「被るダメージよりも塞ぐコストのほうが大きいから放置している割れ窓」ではなく、楽天側がちゃんとサービス設計した上でそうしていると思われるので、書いて差し支えないだろうと判断している。実際、楽天はメリットがないと判断したら即座にポイントアップなどの特典を取りやめるといったソリッドな姿勢を見せているように感じます。

とはいえ、こういった話がそもそも好きでないという方もいると思うのでその場合はこの先を読まないことをおすすめします。

また、あまり何も考えずともいい感じにポイントが入ってくるという方針なので、もっとカリカリにこだわれば最適化の余地はあるし、やっている人もいると思います。そういうガチな人の参考にもならないでしょう。

また、以下の情報は2022年2月時点で私が認識している情報であり、今後変わる可能性があります。

楽天とふるさと納税とSPU

まず、楽天でふるさと納税 ができますが、これが納税なのに何故かショッピングと同じようにポイントが付きます。ふるさと納税はそれなりの金額を支払うので結構なポイントになる。余り考えずとも、ふるさと納税の自己負担分の2000円くらいはペイできる。

また、楽天では以下を適切にハンドングしてポイント率を上げられます。それぞれこの後解説します。

  • 楽天サービスの利用
  • セール等のタイミング

これが SPU(スーパーポイントアッププログラム) というやつです。楽天経済圏の人たちは当たり前のようにこのSPUという言葉を使う。ふるさと納税は大きな金額になるので、可能な限りポイント率を上げられると嬉しい。もちろん、このSPUは普通の楽天でのショッピングでも効いてきます。

楽天サービスの利用

楽天トップ にログインしてアクセスすると、SPUに必要なサービスを提示してくれるので、自分が利用可能なものをカバーするのはそれほど難しくありません。

自分は以下のサービスを利用しています。これらは完全無料で楽天モバイルを含め維持できます。

これで5.5倍ポイントになる。つまり楽天ショッピングで最低5.5%分のポイントが付くのです。

楽天会員になり、楽天カードを申し込み、楽天銀行口座を開設して楽天カードの引き落し口座に設定し、ついでに楽天モバイルも契約して副回線運用し、ショッピング(ふるさと納税含む)時にはアプリを使い、支払いに楽天カードを使えば良い。これについて説明します。

楽天モバイル

本記事の目玉の一つだと思っています。既に携帯回線を持っている場合、NMPで移る手もありますが、複数simを利用できる端末を持っていれば、なんと無料で副回線として維持できます。私もそうしています。

楽天モバイルのエリアカバレッジに懸念があるので主回線をいきなり切り替えたくないと考える人も多いでしょう。しかし副回線としての追加なら何の心配もありません。しかも月間1GBまでのデータ通信であれば、料金がかからないのです(一人1回線まで)。

つまり、無料で電話番号と月間1GBの通信データ容量を維持できて、楽天ポイントも常時1%上乗せになるのです。

しかもeSIMとeKYCでオンラインで即日開通できます。私も去年のふるさと納税実施当日にこのポイントアップに気づいて契約しましたが、数時間で開通し、見事ポイント1倍上乗せできました。

注意点としては、全く利用がない場合に利用停止があるところ。以下約款より引用。

第35条(利用停止)

(中略)

(8) 当社の別途指定する1の回線が、連続する 180 日間において、全く使用されていない場合

https://network.mobile.rakuten.co.jp/terms/pdf/rakuten_mobile_service_contract_clause.pdf?20210901

私は月初の気づいたときに副回線に切り替えてスピードテストを回すようにしていますが、そうしなくても1GBまでは使えるので気にせず適当なときに使ったり、データ通信で主回線が圏外の時は副回線にフォールバックするようにモバイル端末側に設定することなどでも回避できるでしょう。

また、Androidの場合、楽天モバイルキャリア決済 でGoogle Playのアプリ購入代金をキャリア決済にして、月間2,000円以上の利用があった場合、SPUが0.5倍上乗せになります。少しシビアな条件で上乗せも少ないですが、サブスクリプションなどで2,000円以上のアプリ購入が見込まれる場合は合わせて検討すると良さそうです。

また、楽天ひかりを更に契約してSPUアップを狙う手もありそうですが、私は自宅のNURO光に満足していて値段も契約2年目以降は割高になるので契約していません。

楽天カード

楽天でお買い物するなら必須でしょう。あまり特殊なことはしていませんが、以下のことを実施しています。

  • 引き落とし口座は楽天銀行に設定
    • SPU1倍分上乗せ
  • 妻の家族カードを追加
  • iPhoneのWalletに登録してQUICKPayとしても利用
    • 楽天Payは支払い方法が増えるのを嫌がってまだ利用していない
  • 通信費や光熱費も楽天カード払い
    • ただ水道料金は東京都水道局だと口座振替割引のほうがどうやら安く付く

ちなみにプレミアムカードにはしていません。年会費11,000円で通常カードに加えてSPU2倍分上乗せなので、楽天市場で年間55万円の買い物が損益分岐点です。楽天経済圏に大きく寄せているのであればそれくらいは軽く使いそうですが、我が家は届かないのでそうしていません。

少し困っているのが、明細の妻への共有です。楽天カードは家族カードも本カードも家族のものしか基本的に買わないので明細は妻に共有したいのですが、それが自動化できていません。ログインすれば家族カード含めて一元的に明細がWeb上で見られるのは良いのですが、楽天のログイン情報は当然妻には渡せないので、やるなら手で明細をダウンロードして渡したり、家計簿サービスに自動取り込みする等になりそうですが、なにか良い方法をご存じの方がいれば教えてほしいです。

楽天銀行

楽天カードの引き落とし口座と生活費口座に利用している。

毎月、メインの住信SBIネット銀行から自動振込で必要な分を振り込んでいる。後述するハッピープログラムの関係で、毎月24日か営業日外の場合は前営業日に自動振込するように設定している。

実は元々この口座は生活費口座で現金も引き出す関係上、ATM無料引き出し回数の多いソニー銀行を使っていた。しかしSPU1倍分上乗せに目が眩んで楽天銀行に去年切り替えた。

しかし、楽天銀行はデフォルトではATM手数料が無料ではない。そこで、ハッピープログラム というやつを利用すれば、会員ステージを上げることでATM利用手数料を一定回数無料にできる。ちなみに、合わせて他行振込手数料も一定回数無料にできる。

なので私はプレミアムという会員ステージを維持するようにしています。このステージであれば月間2回までATM手数料が無料になる。

毎月25日夜時点の残高か月間取引回数かのいずれかで翌月の会員ステージが決定されますが、プレミアムの条件は「残高50万以上または取引10件以上」となっている。なので25日の直前に生活費を自動振込し、あまり気にせずとも25日夜時点で残高50万以上が維持されるようにしている。

ちなみに、給与振込口座にすることで他行への振込手数料無料回数を増やしたり、多少ポイントがもらえたり もするのだが、その設定はしていない。

今は住宅ローンを払っている住信SBIネット銀行をメインバンク及び給与口座にしている。住宅ローンを払っているので他行への振込手数料の無料回数が多く定額自動振込も柔軟に設定できるので、入ってきたお金を各所にディスパッチするのに重宝している。

もっとこだわるなら、給与口座を楽天銀行にして、それをそのままSBIに振り込んでしまうのが、さらにわずかながらお得ではありそうだが、手続きをめんどくさがっているのとフローが煩雑になるのもあって、そこまではやっていない。

ちなみに、証券口座もSBIにしていて楽天証券は使っていない。この辺りは楽天経済圏に寄せきっていないところで、それで構わないと思っている。

ソニー銀行から楽天銀行に移して少し困っているのが、PayPayのチャージである。ソニー銀行からはPayPayにチャージできたが楽天銀行はできないのである。これは大人の事情でなかなかできるようにならない気がしますね…。取り敢えずはそのためにソニー銀行に少し残高を残している。

しかし、PayPayには「ソフトバンクまとめて支払い」というキャリア決済でのチャージ方法があり、LINEMOでも使える。現在メイン回線はLINEモバイルなので、LINEMOへの切り替えは規定路線であり、これは嬉しい。と、思っていたらLINEMOには留守電オプションがないらしい…。世の中ままならない。

セール等のタイミング

閑話休題。サービスについては説明しましたが、次は買い物をするタイミングを見計らってSPUアップを狙います。ここには以下のポイントがあります。

  • 必ず事前エントリーする
  • 「毎月5と0のつく日」を狙う
  • セールやお買い物マラソンを狙う。特にブラックフライデー

ここから導き出される結論として、私は毎年11月20日に楽天ふるさと納税をしています。今年もそのままかどうかはまだわかりませんが。それぞれ説明していきます。

必ず事前エントリーする

この後説明する「毎月5と0のつく日」やセール等、楽天のポイントアップイベントは事前にエントリーが必要です。これを忘れるとポイントがアップされません。事前エントリーと言っても、キャンペーンページにアクセスしてボタンをクリックするだけなのですが、忘れないようにしましょう。

「毎月5と0のつく日」を狙う

5と0のつく日は、楽天カードでの支払いでポイントが2倍分加算されます。楽天経済圏民にとっては基本中の基本で、これらの日にしか買い物しないという人も多いでしょう。

セールやお買い物マラソンを狙う。特にブラックフライデー

楽天は毎月2回前後セールイベントをやっています。一番ミニマムなやつが「お買い物マラソン」で、これはほぼ毎月開催されていて、月に2回開催されることもあります。年に数回の大きなセールが「スーパーセール」や「ブラックフライデー」や「大感謝祭」等です。大きなセールのほうがお買い物マラソンよりも、割引率が良かったりポイントが多く追加される傾向にあります。

また、全てのイベントに「ショップ買い周り」というキャンペーンが付随します。これは、セール期間中に買い物をした店舗数が多いほど(10店舗上限)、ポイント率が増えるというものです。この仕組みを軽く理解しておくのが結構大事です。

そして、楽天ふるさと納税においては、自治体ごとに別ショップ扱いなので、多くの自治体にふるさと納税すればポイント率がアップするのです。

また、この追加分でもらえるポイントは「特典ポイント」という扱いになり、期間限定ポイントになります。

11/20に一気にふるさと納税するという妥協解

楽天は、毎年11月20日前後にブラックフライデーのセールを開催します。正式な開催アナウンスは直前までされず、開催は未定ですが、実績として毎年実施されており、一年の中で一番大きなセールの一つです。

ここまでの情報を踏まえると、そのブラックフライデー期間中の5か0が付く日を狙って一気にその年のふるさと納税をしてしまうのが労力の少ない現実的な妥協解だと私は考えていてそうしています。去年と一昨年は11/20でした。

この時、ふるさと納税だけではなく、セールで安くなっているものも合わせて購入して買い周りのショップ数を増やし、特典ポイントアップを狙うとなお良いでしょう。

0.5倍上乗せのために、楽天アプリでショッピングすることを忘れずに。楽天アプリだけだと使いづらいので、私はPCブラウザで購入予定のものをお気に入り登録してからアプリで購入するという手順を踏んでいます。

11月末だと、その年の収入も見えているため、上限を狙いやすいというのもメリットです。また、我が家ではこの時期に一気にふるさと納税を見繕うのがそれなりに楽しみなファミリーイベントにもなりました。年末年始のご馳走の足しにしたりします。

この解の問題点

しかし、実はこの方法には最適化の余地があります。それは、一回のショップ買い周りのポイントアップで付与される特典ポイントには上限があるということです。最近のセールだと7000ポイントに設定されています。

例えば、10店舗(自治体)でそれぞれ1万円づつ買い物なり納税なりをしたとしましょう。

この時、ショップ買い周りの追加ポイント率は上限の9倍となり、獲得ポイントは 1万 x 10 x 0.09 = 9000ポイントになります。しかし、上限が7000ポイントなので、そこでキャップされてしまうのです。

ここを特典ポイントを最大倍率まで獲得しつつキャップされたくない、ということであれば、ブラックフライデーに一本化せず、他のセールやショップ買い周りに分散することで、特典ポイントをもっと稼ぐ最適化が可能でしょう。

私の場合は、自治体と他のショップを合わせても10店舗に満たないので最大倍率にとどかないのと、その上での多少のキャップは許容して、労力との天秤にかけた上でブラックフライデーに一本化しています。

気をつけないといけないポイント

  • ワンストップ特例は諦めた方が良い
  • 特典ポイントは期間限定ポイント

年末に近い時期に納税をすると、ワンストップ特例を使いたい場合に必要書類が間に合わない可能性がわずかながらあります。また、ショップ買い周りでふるさと納税自治体数を6以上に増やしてしまうと、ワンストップ特例は制度上使えなくなってしまうことにも注意が必要です。なので、ワンストップ特例はあまり考えないほうが良いかも知れません。

ただ、その場合も確定申告をすればいいだけです。ちなみに、私の場合は印税などの副業収入がわずかながらにあるため、何にせよ確定申告が必要だったりします。

また、ショップ買い周りで得た特典ポイントは期間限定ポイントであり、2ヶ月程度の短さで期限が切れてしまう点にも注意が必要です。この点については次で最後におまけで解説します。

(おまけ)期間限定ポイントをどう使い切るか

期間限定ポイントは2ヶ月で切れてしまいます。楽天経済圏で頻繁に買い物している人にとってはそれほど困らないかも知れませんが、我が家の場合、楽天利用頻度にムラがあるため失効しそうになることがあります。

ちなみに、ポイントの使い方で一番良いのは楽天Payで、次が普通に楽天市場で使うということのようです。(先程少しかきましたが私は楽天Payは使っていません)

楽天Payで使ってお得な点はポイント払いでもポイント還元がつくところです。楽天市場で使う場合も支払いに対して1%のポイントは還元されます。ただ、楽天市場で全額楽天カードで支払えばもっとSPUのポイントアップが付くため、その分が損だと考える向きもあるようです。

基本的には期間限定ポイントはこの2つで使い切れるのが理想です。少し余りそうでも西友ネットスーパーで日用品を買い足すなどすれば大体無理なく使い切れるでしょう。

それでも使い切れない場合は以下の選択肢が今は有力です。

特にAppleギフトカードの場合はポイントを手数料無く変換できる上に期限もないのでApple製品を定期的に買う人であれば悪くありません。金券は少し割高になり送料も追加でかかるので、それでも良ければ利用すると良いでしょう。

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