おそらくはそれさえも平凡な日々

builderscon 2024に行って代打登壇もしてきた

復活のbuilderscon 2024に行ってきた。プロポーザル出して落ちており、チケット買うのも失念していたのだけど、大吉祥寺.pmでnasa9084さんから「実はあまり宣伝もして無いんですけどチケット売り切れそうなんですよね」みたいな話を聞いてその場で焦ってチケットを買った、ということがあった。その時に近くを通りがかった稲尾さんに声をかけてチケットを買わせるなどもした。

なので、今回は気楽に聴衆として参加予定だった。そうしたら前日夕方に、nasa9084 さんから「登壇者が一人急遽参加ができなくなりそうで、可能なら代打してくれないか」という連絡があった。なかなかないケースではあるが、そこに面白みも感じたし、お声がけは嬉しく引き受けることにした。登壇者が個人都合により登壇できなくなるということは確率的には起きうることで仕方がない。とは言え、シングルトラックのカンファレンスはこういう時に大変だな、とは思った。

今回元々出していたプロポーザルは、YAPC::Hiroshimaで話した内容をベースに、もう少し技術に踏み込んだ話にする予定だった。IndieWeb、Fediverse、Activity Pubなどについて調べて解説し実際に自分のWebサイトに組み込む、みたいなことをしたかったのだが、流石に前日では間に合わず、YAPC::Hiroshima以降のアップデートや、IndieWeb関連の話をした。

https://junkyard.song.mu/slides/builderscon-2024/#0

代打登壇ではあるが、buildersconに登壇できたのは本当に嬉しかった。これまでも今回も圧倒的な発表ばかりで「本物のbuilder」しか登壇できない、自分なぞが登壇して良いカンファレンスではない、位に思っていたが(でもプロポーザルは出していたわけだけど)、登壇できると素直に嬉しいものでした。

復活のbuildersconは参加者全員の熱量が高くて良かった。参加率もとても高く、部屋も埋まっていた。さっきシングルトラックのリスクについて書いたけど、逆に一つの部屋で皆で同じ話を聞くという体験が、一体感や密度の高いコミュニケーションにつながっていたように感じる。登壇後の質疑応答タイムに全トークでめっちゃ活発に質問が出てすごかった。

buildersconには、その「知らなかった、を聞く」というテーマにふさわしい、ノージャンルの技術トークを聞く楽しさはもちろんのこと、何より、そのbuildersconというカンファレンス名に「私たちは作り手なのだ」というメッセージが込められているように感じて、勝手にエモいと思っている。

今回のrebootは良かったので、今後もどういう形であれ、こういう熱量のある登壇者と、熱量がある聴衆の会が続いてくれることを願います。

created at
last modified at

2024-08-14T00:07:47+0900

comments powered by Disqus