2009年4月21日
Akamai勉強会の追記というかお詫び
完全に予想外の反響に驚くとともにビビッています。これまでまともにブクマを受けたこともないので、まさか半年分のアクセス数を一日で稼ぐことになるとは思いませんでした。いつもの感覚で、勢い重視で面白おかしく書いたところが、あおってしまった部分もあるのでしょう。反省しています。フィード購読者も増え、こうなると書く内容に責任も発生してしまうな、と多少途方にくれています。
プライベートセミナーなのにレポートのページにこれだけアクセスが集まってしまったのは申し訳なく思っています。geekpageさんも書くと言っていたので、私のBlogなんてたいした影響力が無いとタカを括っていました。すみません。
タイトルに当初「鬼畜」という言葉を使っていました。親しい仲で「おまえ鬼畜過ぎ」というのとは違って、初対面に近い方に向けて使うのはあまりにも非常識だと反省しタイトルを変更した次第です。
せっかくお話してくださったAkamaiさんには本当に失礼な書き方をしてしまって申し訳ありませんでした。
そして、せっかくセッティングして下さったyasuyukiさんその他関係者各位に不快な思いをさせてしまったことを深くお詫びいたします。
Akamaiはそもそも、ティム・バーナーズ・リーが
「インターネットの負荷を均衡させ、インターネットの信頼性を向上させる技術」
が無いかと提案していた背景があり、その理念に応える形でAkamaiがMITの研究室で生まれたいうことでした。
そういう理念のもの生まれた企業なので、決して悪の存在ではありませんし、むしろ間逆です。
どんなに企業が自前でシステムを冗長化しても、信頼率は99.999...にしかならないし、レイテンシの問題があるので、距離的な問題を解消できない。
そこでAkamai化すれば100%だし、レイテンシの問題を解決できる。顧客企業が信頼できるコンテンツの配信が出来るようにお手伝いします、ってのがAkamaiのやっていることです。
指摘を受けているように記述には誤りもあると思います。「ルーティングはしていない」という指摘もありました。
実際やっていることは、Edgeサーバー同士のピアリング(キャッシュのやり取り等)と、DSNを動的に書き換えてユーザーから近いキャッシュサーバーを割り当てているってことですね。
詳しくは識者のフォロー等を待ちたいところです。
無秩序なP2Pは困るけど、AkamaiのネットワークはP2P的でありながら管理されているので理想的なのかもと言う話も出ました。
IPv6対応は「正直かなり大変です」と言っていました。ISPレベル・国レベルでの思惑、利害が絡み合っており、上のレベルで号令を取れる存在もないので。
ただ、こういう時こそAkamaiやGoogleみたいなところの存在意義が問われるんじゃないか、とも思います。(悪い意味でなく)独占的であるところのメリットと言うか。もちろん、両者ともそれに備えて動きはしてるんでしょうけど。
以上です。色々すみませんでした。好感を持っていた人に、悪く思われてしまったなぁと感じるのは...、堪える。