個人的な問題解決のためにGithubや周辺サービスを「あなた自身」が改善することができ、それが結果的に貢献になるという話
tl;dr
- GithubやTravisなどのサービスに対して、ものによっては直接p-rを送ることができる
- サービスを使ってみて個人的に不便さを感じたら、サービスがコードをオープンにしているか、p-rを送れないかを調べてみる価値がある
- それが結果的に貢献になるし、多くの場合OSS活動というのはそういうもの
本題
GitHub Kaigiで意識が高まったので、GitHubネタを1つ。
先日、前職の後輩がこういうツイートをしていた。
travis氏 perl 5.20に対応してないかなとドキュメントを見たけどそんなのなかった http://t.co/TvX85q6fmC
こっそり対応してたりしないかな。
— Ichinose Shogo (@shogo82148) 2014, 5月 30
実はTravisはテストを回すVMのChef Cookbookをオープンにしていて、それに対して、p-rを送ることができる。なので、Perl5.20対応のp-rを送ったのが以下。
https://github.com/travis-ci/travis-cookbooks/pull/320
すぐにとりこまれた。新しいコンテナが作られるの待ちだがそのうち5.20でもテストが回せるようになると思われる。
このように、Travis-CIのリポジトリを見るとかなりサービス本体のソースをオープンにしていることが分かる。
もちろん、Github本体もかなりサービス本体のソースをオープンにしている。
例えば、https://github.com/github/github-servicesはservice hooks等に関するリポジトリであり、コミットフックや外部サービスとの連携に関して、p-rを送ることができる。実際、僕の周りだと @soh335 氏が一時積極的にp-rを送ったりするなどしていた。
サービス側が対応してくれるのを待つのではなく、こちらからコードの形で直接働きかけることができる局面は実はどんどん増えてきている。サービスに不便を感じたら、直接コードの形でContributeできないかを調べてみると良いことがあるかもしれない。それが結果的にみんながハッピーになる道だ。
サービスをつくる側にしてみても、上手いことサービスのコードをオープンにできるかどうかというのが、Webサービスを作る上で今後求められてくるんじゃないかと思う。