YAPC::Hiroshimaの安心感と進化に感動した話
だいぶ時間が経ってしまいましたが、YAPC::Hiroshimaで「Blogを作り、育み、慈しむ ~ Blog Hacks 2024」というタイトルでトークをしてきた。
https://junkyard.song.mu/slides/yapc-hiroshima-2024/#0
YAPC::Hiroshimaのテーマが "what you like" ということで、Blogについて話す機会となったのは良かった。いつもながらとっ散らかってしまったが、それなりに面白い話はできたんじゃないかと思う。昼イチのセッションで同時刻の別トラックのスピーカーが強力だったので、まあそんなに聴衆来なくても逆に気楽に話せるから良いか、位に考えていたけど、思った以上に聞きに来てくださったし、質問も出て嬉しかった。ありがとうございました。
ありがたいことにログミーTechで書き起こしていただいた。
IndieWeb周りはもう少し調べたかった。この辺はもう少し調べるなりしてbuildersconのプロポーザルを出そうと思っている。
書籍 Blog Hacks
トークタイトルはもちろん、miyagawaさんとnaoyaさんが代表著者の書籍、Blog Hacksにちなんだものだ。この本はBlogいじりの楽しさについても書かれた本であるが、それが2024年だとどうなるのかについて話したかったというのがある。この本は2004の本でなんとちょうど20年前の本なのだ。
広島にはBlog Hacksの書籍を持っていったが、前夜最後に941さん幹事の飲み会に混ぜてもらい、そこで著者のお二人からサインを貰うことができた。941さんもノリノリでサインの儀を執り行ってくださってありがたかった。
最高だった。明日2024年のBlog Hacksの話をします #yapcjapan pic.twitter.com/mYjU7PdoDC
— songmu (@songmu) February 9, 2024
翌日の懇親会で「miyagawaさんとnaoyaさんと写真写ってた人ですよね?」とか若い人に話しかけられたりして面白かった。YAPC初参加とのことだったがRebuild.fmでmiyagawaさんとnaoyaさんは知っていたとのこと。若い人にリーチしていてすごい。
参加者448名!
旧交を温められて同窓会感がありつつも、若い人も多く、約半数が初参加ということで驚いた。
正直、地方開催するPerlの技術カンファレンスにこんなに人が集まると思っておらす、これは、完全に見くびっていた。所属のヘンリー社でのスポンサーも打診されていたのだが、僕の個人的な趣味でスポンサーする感じになると嫌だなと思ったこともあって見送っていたが、完全にこれは費用対効果あったし、ちゃんと情熱稟議を出すべきであった。これはPerl、YAPC好きとして慙愧の念に耐えない。
BASEのCTO川口(id:dmnlk)さんが「カンファレンススポンサーのススメ」というスポンサーLTで、初参加のYAPCながら、ちゃんとスポンサー稟議を通した話をしていて、完全に尊敬です。
何にせよ、これだけ盛り上がったのは、運営の努力の賜物であり素晴らしかった。
トークのごった煮感
Perlのイベントと言いつつ、いつも通りの全体的なトークのごった煮感は良かった。マネジメントの話・技術的にコアな話・事業の固有ドメインの解説とその実装の話など、ここまでトークが多様なカンファレンスもなかなか無い。ちゃんと毎回Perlのアップデートの話があるし、その他Perlの話があるのも良いですね。
個人的には「awkでつくってわかる、Webアプリケーション」が面白かった。
意外な旧交
とにかく旧交を温められたし、コロナ禍中にオンラインで知り合った人とも会えたりしてよかった。
意外な邂逅だとSugamo.cssの主催者だった、 Sig.さんと会えたのはめっちゃ良かった。今は広島に住んでいたこともあり参加したとのことで、僕のことも探して話に来てくれた。これは嬉しかった。
懇親会でも話して、お互いロードバイク乗りなので、一緒に自転車のヒルクライムイベントに出る話になり、ツールド美ヶ原に申し込んだ。実は、知らなかったが、前日の2/9(金)から丁度、富士ヒルのエントリーが始まっており、Sigさんは申し込んだということだったので、そっちに一緒に出るかという話もしていたのだが、その日の夜は既に申し込みを締め切っていた。富士ヒル恐るべし。
Sugamo.cssは実は僕が初めて深く交流した技術コミュニティなので思い入れがある。
杜甫々さんキーノート
参加者全員が何度も言っていることだが、とほほさんのトークはとにかく素晴らしかった。
これも誰もが言っているように、最後の「なぜ発信を続けられているのか?」という質疑に対して、「好きだから」という回答がでてきたのはすごかった。"what you like"がテーマのYAPCを締めくくるにふさわしかった。
僕も「好きだから発信を続けられている」というトークをしたので、完全にその上位互換の発表を目の当たりにして、ショックを受けつつもしびれました。
kobakenさんのクロージング
最後のkobakenさんの締めも良かった。話す姿が堂に入っており、特にスポンサー社名を一つ一つ丁寧に読み上げて感謝を伝える部分の途中で「これちょっと手疲れるかもしれないんですけど、頑張ってみてください。53あります」とおもしろめかして参加者に拍手を促しながら笑いを取っていた部分でめちゃくちゃ感動してしまった。
彼のことは若い頃から知っているのですが、そのリーダー的振る舞いをみて「これはリーダーとして越えられたかもな」とか感慨にふけってしまった。そのリーダーシップがYAPC::Hiroshimaの成功の大きな一因でもあると感じる。
YAYAPC
そのkobakenさんが企画した、YAPCの翌日のアフターイベントのYAYAPC::Hiroshima ~オフラインだからできる話〜も盛り上がって良かった。僕も、スタートアップとSOについての話をしてきました。内容は非公開です。
その後、てっぺん回るまで飲み明かしたのでした。
これは死んでる @songmu san #yayapc #yapcjapan pic.twitter.com/vFajihV2vC
— nasa9084@某某某某(0x1e) (@nasa9084) February 11, 2024
次回のYAPC::Hakodate 2024も楽しみにしています。