おそらくはそれさえも平凡な日々

好きなエディタでMP3のチャプターを編集する - Chape

9/8(月) 追記: ツール名を Chapel から Chape に変更しました

https://github.com/Songmu/chape

ターミナル上でMP3のチャプターやメタデータを編集したくなり、コマンドラインツールを作った。名前の chapeは"chapter editor"を適当にもじった。動作は以下を見て欲しい。

使い方は簡単で以下のように chape コマンドの引数にMP3ファイルを指定するだけ。

# install
% brew install Songmu/tap/chape
# edit metadata in your.mp3
% chape your.mp3

エディタが開き、YAML化されたメタデータが表示される。それを適宜編集して保存・終了すれば、その内容がMP3に書き込まれる。

アートワーク(artwork:)にローカルファイルパスやURLでも指定でき、その内容をMP3に埋め込んでくれる。その他標準的なメタデータにも対応している。詳しくはリポジトリのREADME.mdを見て欲しい。

出力されるYAMLにはJSON Schemaコメントを入れてあるので、YAML Language Serverを使っている場合にはプロパティの説明や補完の恩恵が得られる。

参考: 独自YAMLファイルをJSON SchemaでLSP補完する

エディタと反映の仕組み

chapeEDITOR 環境変数で指定されたエディタを起動して、一時ファイルに書き込まれたメタデータのYAMLを開く。その編集プロセスの終了後、YAMLの内容をMP3に反映している。

なので、EDITOR がサーバーモードなどを使っている場合には上手く動かない可能性があります。その場合は CHAPE_EDITOR 環境変数にスタンドアロンなエディタを指定するか、 chape dump サブコマンドでYAMLを出力後編集し、それを chape apply でMP3に反映する等の方法が取れます。

エンジニアのポッドキャスターにはかなり便利だと思うので是非ご利用下さい。

created at
last modified at

2025-09-08T22:55:12+0900

comments powered by Disqus