おそらくはそれさえも平凡な日々

雌伏の時

カッコつけたタイトルを付けてしまった。中二っぽい。 強がりと言うか、自分に言い聞かせている部分もあるのだと思う。

有り体に言うと、新しい環境にまだ苦しんでいて、上手く動けていない。こんなことを書くと同僚に心配されてしまいそうだが、同僚には現状を伝えていて、その上で信頼してくれているとも感じている。会社に不満があるわけではなくて満足している。

少し精神的に参っていたので、今週前半は少し休ませてもらった。これは休んだほうが良いな、と思ってyoshioriさんに相談したところ、こちらから休みについては何も言わずとも「休んだほうが良いよ」と言ってくれた。話が早くてありがたかった。

現状意識していることや感じていることについて書き留めておく。

成果を完璧に出せてはいないが淡々とやる

現状、社内では成果目標を定めて、達成度を振り返るというのを毎月やっているが、1月に関しては100%をつけることができた。

しかし、自分としてはまだできることはあったな。ベストを尽くさなかったな。という忸怩たる思いがある。新規機能のサーバー側実装だったが、自分の実装が完了した後に、まだできることがあるはずなのにやらなかった。

具体的には全体の機能としての完成度を見るのをサボってしまった。ちゃんと画面を触ってみて、ユーザー体験としてどうかや、今後の機能拡張の方向性を考えておくことなどをやらなかった。

とは言え、それが現状の自分の能力、認知負荷の限界なのだろうなとも思うようにしている。だから、それができない自分を責めすぎずに、敢えて目の前のことを淡々とやる、ということに務めている。

そうしたら案の定、今月の機能拡張で考慮不足が露呈してしまって、苦しむ原因となってしまったのだが、まあそれも仕方がない。

オーナーシップを持てないジレンマ

個人的な想いとして、夢中で仕事をしたい。人生の多くの時間を割くものなのだから、そうありたいし、そうすれば結果も伴うことが多いとこれまでの経験上感じている。これはあくまで僕個人の成果の出し方の流儀でしかありません。

そして、自分はソフトウェアが絡んだモノづくりが好きなので、プロダクト・サービスへのオーナーシップが仕事をする上での大きな原動力となる。サービスは我が子、くらいの感覚を持ちたいし、実際自分の人生の某かの産物ではあるだろう。

ただ「このサービスは自分のものだ」という感覚に至るのは難しいし時間がかかる。特に、自分でゼロから作ったサービスではない場合においては。ゼロからサービスを立ち上げることがめったに無い自分としては、これはいつも抱えるジレンマであり、それをこれまで何度か乗り越えてきたとも思っている。

しかし、今回は予想していたよりモチベーションが湧いてくるのが遅くて困っている。Launchableは自分にピッタリのプロダクトなので、すぐにキャッチアップできるだろうと思っていたが、それよりも燃えてくるのが遅い。

こういう表現が適切なのかは分からないが、これは「連れ子を愛せるか」という話に近いかもしれないと感じている。本当はもっと愛したいのに愛せない、というところで苦しんでいる。

ただ、もちろん今のサービスは「嫌いではない」。そして、それを生み出してきた同僚も本当に好きだ。それが本当に大事なことで、焦らずコミットしていけば時間が解決するだろう、とも考えるようにしている。

情熱があって何かを始める人なんて少なくて、何気なく始めたことが無意識のうちにのめり込んで、そこから情熱が生まれる
-- 岡本太郎

ちなみに、今回モチベーションのキャッチアップが遅いことについて自分の中にも考察があるのだが、ここではそれには触れません。

ところで、サービスを生み出す側じゃないからこそ、モチベーションが湧きづらい困難について書いたが、逆にサービスを生み出した人が思いが強すぎて、それがサービス成長の足かせになったりするともある。そういったところにプロダクト開発・運営の面白さもありますね。

牙を磨くことにリソースを割く

閑話休題。やる気がそこまで湧いてこないからこそできることもあるな、と思うようにもなった。仕事に対するマインドシェアが少ないということは、他のことにそれを回せる余裕があるということでもある。特に自分は仕事にのめり込んでしまうと他のことをやる余裕を失ってしまいがちなので、逆に今がチャンスだとも捉えている。

具体的には、フィジカルトレーニングと英語学習に意識的に時間を割いている。トレーニングと言っても、ここ5年くらい本当に不健康だったので色々見直して減量をしている中で、ロードバイクのローラーを漕いだり軽い筋トレをやったりするくらい。その中でトレーニング自体が楽しくなってきているというのはある。英語もとりあえず軽くてもいいから毎日なにがしかの学習をする、というくらいだが、じわじわと英語力が上がってきているのは感じているので楽しい。

このあたりは、結果として今後の業務パフォーマンスにつながるとも。

あとは、ゲームを始めた。ゼルダBotW。去年子供にNintendo Switchをプレゼントしたのだがそれで遊んでいる。個人的には社会人になってから21世紀初のゲーム機である。セガサターンがその前。

自律駆動

チームメンバーは、開発チーム以外も含めて全員素晴らしい。お互いに敬意を払っているし、信頼してくれていることもわかる。他人のケツを叩くことは誰もしない。自律的に動くことが期待されているからだ。

これはある意味恐ろしい。自発的に動けない人は何もできなくなってしまうからだ。他人からケツを叩かれ慣れてしまって、自分で駆動する力を失ってしまうことが人間何より恐ろしいと個人的には思う。

だから、この時差のあるフルリモートの環境は、自分の自律を鍛える良いチャンスでもある。ソフトウェアもチームも、自律・分散した系が協調して継続的に動くことが美しい。それを実現していきたい。

社内ブログを書くことも推奨されているため、このエントリも社内向けに英語でリライトして読んでもらおうと思う。

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YAPC::Japan::Onlineでキーノートを務めることになっています。なんと一週間後です。

https://yapcjapan.org/2022online/

ソフトウェアエンジニアのキャリアやコミュニティについて話して欲しいと言われていますが、このように現在絶賛悩んでいる状況でお話させてもらうのはちょっと面白いな、と思っています。

ご興味あれば聞いてくださると嬉しいです。僕のトークに限らず、面白そうなトークがいっぱいあるので盛り上げていきましょう。

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