« 2008年7月 | メイン | 2008年9月 »

2008年8月30日

そういや北京五輪終わったね

私の大好きな吉田沙保里が金メダル取ったので満足です。渋井はあんなもんでしょう。室伏は残念でした。ボルトがおかしかった。100m決勝は偶然生中継で見た。テレビのチャンネル変えたら、号砲鳴る2秒前だった。

野球残念でした。一野球ファンとして残念です。弱かったねぇ。完全に力負けですよ。悲しいです。

あれだけのメンバーをそろえたのに、多くの人がどこかで「やっぱ無理なんじゃないか」とか感じていて、それが実際に起こってしまったということですね。

星野監督が何で上原に拘ったかというと、「日本代表は国際試合(初モノ)に弱い」ってのを(無意識下で)感じていたので、上原の無配神話を北京に持って行きたかったんでしょう。

その直感は正しかったんだけど、実績で選ぶとか言っておきながら上原を選んでしまう、その辺りからちぐはぐ感が漂ってたからね。

それでも、「お前らが未熟で国際大会弱い事くらい分かってんだから、無敗の上原連れて行くんだ」ぐらいのことを星野監督が言えば一波乱ありつつもまとまったかもしれないけど、そうじゃないから、どうも国民にもチームにも釈然としないものが残ってしまった。

星野監督が妙に大人しくてさ、好々爺になっちゃってるもんだから、チームがまとまらず機能してなかったよねぇ。

それとメンバーに主砲不在ってのが響いたと思うなぁ。新井、村田なんかは確かに今や日本で一番力のある長距離打者でしょうけど、両者優勝争いをしたことが無いから、プレッシャーのかかった場面で打った事が皆無だったわけです。今年の新井は長打捨ててるしね。

稲葉が名実ともなった主砲に近い存在だったけど、彼は中距離打者だからねぇ。イマイチ迫力に欠けるわけです。それでもホームラン打ったのは流石です。

しかしホント残念です。一度で良いから、日本のオールスターがびしっと他国の強豪チームを抑え込んで圧勝するのを見て溜飲を下げる、てなことをやってみたいよ。国際大会だと勝ってもいつも辛勝でしょう。そんなはずは無いとか思うんですけどねぇ。WBCの優勝だってインチキじゃん、正直。

22:31

2008年8月29日

前巷説百物語

良いわー。やっぱ京極夏彦はクオリティーが安定してて素晴らしい。

シリーズの他の作品の比べると、人死にが多く陰惨な展開で、そういう意味じゃ少し異色でした。又市の過去や、シリーズ他作品の謎に対してきれいに風呂敷を畳む形になっていて、上手くシリーズの幕をひいたなぁという感じ。

巷説→続→後→前と、出しすぎじゃね?とか思ってたが、これでしっかりシリーズ完結という感じですね。

お約束通りの展開なんだけど、意外性を含んでいる。このシリーズは京極夏彦の切れ味を味わう分にはうってつけの作品だよ。短編になってるからさくっと読めるしね。

01:07

2008年8月26日

小説読書の作法

「ウロボロスの純正音律」は流し込むように斜め読みしてしまった。小説の読み方じゃない。技術書読んでる悪い癖がついていて使い分けも出来ていない。

正直、あのケレン味が過ぎる文体にはちょっとついていけなかった。なんでかなぁ。あれだよ。昔読めた少女漫画が今恥ずかしくて読めない感じに似ているかも。

それにウロボロスシリーズって同人誌ノリだよなぁ。竹本健治はデビュー作の「匣の中の失楽」が神作品*(ただし途中まで)だから、どうしても期待しちゃうんだけど。高校時代、京極夏彦と並んでトップクラスに衝撃を受けた小説の一つである事は間違いないし。

てことでもうちょっと小説を続けて読んでみようと思います。情報を追いかけて速く読みたがる誘惑を抑えながらじっくりと読む。これが正しい作法。

次は「前巷説百物語」の予定。

今週はずっと雨みたいだからおとなしくして読書してます。こういう時こそボウリングなんですがここのところ行ってません。もはや趣味としてはチェスと同レベル状態かも。

そういや先日チェス盤買った。恋人にチェスのルール教えた。

23:36

2008年8月25日

初めてのActionScript3.0

紀伊国屋行ったら置いてあって手に取った。オライリーのくせに表紙の動物がカラーとは何事か!?とか思ってたら、中身もフルカラーでした。失礼しました。お見それしました。

これで、480ページ3570円(税込)は安過ぎ。即買い一歩手前まで行きましたよ。

てことで、ActionScript3.0を学ばないとなぁ。ずっと課題になってます。ちなみに、Amazonアフィリエイトの個別リンクもこの形式で貼るのはやめたいと思っているのだが、変えるなら一括で変えたいと思っていて、ずっと棚上げになっていると言う。

棚上げと言えば、このBlogのCSSやテンプレートもずっとちゃんと書き直そうとか考えているまま何年も過ぎたまま。最近はやろうとも思わなくなってきた。

02:01

2008年8月22日

無気力と感情の制御不能状態

ここのところスポーツできてなくて、かと言って本を読むでも何を勉強するでもない無気力気味状態が続き、その自分を省みてさらにゲンナリして更に無気力になると言う負のスパイラル。

まあ、その程度の無気力状態自体はままあることなんですが、そんな中かなりショッキングな出来事(内容は秘密)が起こり、一時自分の感情が制御不能な状態に陥りました。

まあ、ハタから見たら平常ではあったのかもしれませんが、数時間は仕事が手に付かない状態が続き、こりゃいかんと立て直そうとしても全然やる気が起きず、周りの話も半分くらいしか入ってこない中、なんとかそれを繋ぎ合わせて話を理解したりしてました。

パブリックな場で自分の感情があそこまで制御できなかったのはほぼ初めて。私は生来感情の起伏が少ない方ですが、起伏が激しい人はもっと大変なんだろうなあとぼんやり考えたりもしておりました。今までバカにしていて悪かったなぁとか。

その日のうちには、なんだか開き直って回復。気を取り直して、気分転換に数ヶ月ぶりに小説なぞを読み始めることにしました。「ウロボロスの純正音律

「本は10冊同時に読め」じゃありませんが、部屋に未読の本がジャンルばらばらで70冊くらいあると、気分によって読み本を選択できるから良いですね。

まあ、未読の本はどんどん溜まっていくと言う欠点があるのですが。

23:59

2008年8月18日

恋愛相手と結婚相手が違うのは当たり前だ

ハレとケだからね。

  • 恋愛相手は酒
  • 結婚相手はごはん
  • SEXの相手はスイーツ(=ごちそう)

私は常々そんな事をほざいてまいりました。で、夏期休暇最終日に、高校同級らと飲でたときにそんな話をしていたら、友人がこんな事を言った。

「じゃあ、結婚時点ではごはんでも、醸造されて酒になるのが良いんじゃないか?」

それだっ!

てことで、結婚相手は恋人よりも長く友人関係を続けている女友達の方がやはり適しているのでしょうが、酒で酔っ払ってしまいまともな思考力がスポイルされているため、恋人と結婚してしまうわけです。

まあ、それも本望。

23:12

2008年8月16日

ポニョも見た

ポニョねぇ、すごいよ。登場人物みんなラリってるんじゃないかと思いましたよ。ラリってるのは歌だけじゃありませんでした。

人面魚のポニョを見て、主人公の男の子が「金魚だ!」って言うのはともかくとして、周りの大人もみんな「へぇ、可愛いじゃない」とか平然としてんの。何か薬キメて、ラリって幻覚見ているとしか思えない。

一人偏屈なおばあさんだけが、「ひぃっ!人面魚だ!」とか反応してた。多分彼女だけがあの映画の登場人物のなかでまとも。

それ以外にも起きている状況に対する人々の反応があまりにも平然としすぎていたました。町の人も多分みんなラリってた。全てが幻覚だったと考えるとかなり説明がつく。

というか、製作者側もみんなラリってるんじゃないでしょうか。宮崎駿マジすげぇ。しらふであれを作ったんだとしたらもっとすごい。とにかくすごい。

てことで、なんだか脱力系映画でした。同じアニメ映画ですが、メッセージ性を前面に押し出したスカイクロラとは対称的で面白かったです。

男の子と女の子がいて、気風の良い女の人が出てくるあたりは王道的宮崎アニメだと言えるのかも?

23:13

2008年8月13日

キルドレはボウリングが上手い

てことで、スカイクロラ見た。ネタばれすると押井守が大好きな、「無限ループって怖くね?」っていうのを全編でやったお話でした。

しかし、すごく真っ当でした。わかりやすいし、伏線もきれいに回収するし、すごく万人向け。毒気が少なくすぎて押井守らしくなかった。物足りない。

「いつも通る道でも、景色は同じじゃない。それではいけないのか?」

って最後に主人公が連発するんだけど、そういう生のメッセージを台詞にしちゃだめだろうと思いました。

全体的な雰囲気はなかなかよかったんだけど。

キルドレ達はボウリングうますぎ。やることないから適当に入ったボウリング上で何故ディープインサイドからフックボールを投げ込んでストライクを出しますか? 考察は以下。

  • キルドレの無限ループの中でどこかでボウリングをやりこんだ時代があった。もしくはボウリングなんてマイナーな遊技でさえ習熟できているほどキルドレはあらゆる面でプログラム(?)されている
  • まったくメンテナンスされてなくて、オイルの入ってないレーンだからハウスボールでもあれだけ曲がった。つまり、それだけボウリング上が寂れているということを表現しようとした

23:07

2008年8月 8日

コマンドプロンプトのdirが使えないからlsを作ったよ!

よくあるネタ。でも、ls.batを作ってどうのって話ではございません。そもそも、コマンドプロンプトのdirって、出力が過保護かつ冗長すぎてむかつくわけですよ。なので、dirの出力結果を受け取って、整形しなおしてプリントするperlスクリプトを書いた。やっつけですが。

#!/usr/bin/perl
use strict;
use warnings;
	
my $CHARS_PER_LINE = 75;
my $options = "";
my $dir = "";
	
for(@ARGV){
	if(/^-/){
		$options .= $_;
	}else{
		$dir = " \"".$_."\"";
	}
}
$options =~ s/-//g;
	
my $str = `dir$dir`;
my @files = split("\n",$str);
@files = @files[5..$#files-2];
unless(@files){ exit; }
	
if($options =~ "l"){
	print join "\n",@files;
}else{
	my @fileNames;
	my $maxlen = 1;
	for(@files){
		unless(/\.\.?$/){
			my @tmp;
			@tmp = split(/ +/,$_);
			$tmp[3] = join " ",@tmp[3..$#tmp];
			if($tmp[2] eq "<DIR>"){
				$tmp[3] = $tmp[3]."/";
			}
			$maxlen = length($tmp[3]) > $maxlen ? length($tmp[3]) : $maxlen;
			push @fileNames,$tmp[3];
		}
	}
	$maxlen += 2;
	if($maxlen > $CHARS_PER_LINE){
		print join "\n",@fileNames;
	}else{
		my $colums = int($CHARS_PER_LINE / $maxlen);
		my $i = 0;
		for(@fileNames){
			printf("%-${maxlen}s",$_);
			if(++$i % $colums == 0){
				print "\n";
			}
		}
	}
}

ダウンロード:ls.pl

PATHの通ったフォルダにこのファイルを突っ込んで、PATHEXTに.plを追加すれば、コマンドでlsが使えるようになる。出力結果はこんな感じ。

C:\Perl>ls
bin/   cpan/  eg/    etc/   html/  lib/   man/   site/

これで、適当にカラム数を設定して、整列してくれるようになりました。フォルダだったら最後に「/」を付けてくれる。

引数は、ハイフンで始まっているかどうかで、オプションか否かを判断していますが、もしハイフン始まりのフォルダ名が引数に指定されたら、うまく動きません。渡された引数がクオートされてるかどうかを判断する方法がわからんので。まあ、そんなフォルダ名は付けるなってことですよ。

あとは、複数フォルダを引数に指定した場合も全てのフォルダ内のファイルがうまく表示されませんが、別にそんな機能いらなくね、という。

オプションの対応はとりあえず「-l」だけ。まあ、個人で使う分には十分です。

23:42

2008年8月 4日

男二人組にナンパされた件

マジネタです。相模大野の駅ビルの書店で立ち読みしてたら、高校生か大学生くらいの男の子に声を掛けられた。

男の子「あのー、この建物ってスポーツ用品店入ってませんかね?」
私  「うーん。確か入ってなかったと思いますよ」
男の子「そうですか。この辺でスポーツ用品店どこにあるかとかご存知ですか?」
私  「うーん。すぐには思いつきませんねぇ」
男の子「町田とか行けばありますかねぇ」
私  「町田は結構ありますよね」
男の子「そうですよね。B&Dとか」
私  「そうですね」
男の子「…」
私  「…」
男の子「あの、この辺でここより大きい本屋ってありますか?」
私  「いや、ここがこの辺で一番大きいと思いますよ」
男の子「そうですかぁ」
私  「…」
男の子「…」

最初は単に尋ねているだけかと思いきや、どうも私と話をしたがっている様子なのだ。ちょっと不審に思い、話すのもかったるくなってきたので、彼らから目を離し、読んでいた本に目を落としたのだが、それでも私の傍でもじもじしていてそこから去ろうとしない。

そうすると、今度は男の子の隣にいた別の男の子が話しかけてきた。こっちの方が若いのかな。ちょっと可愛い感じのそこそこ顔の整ったちょっと気弱な感じの男の子でした。

男の子「あのー、大学生ですか?」
私  「(!?) いや、一応社会人なんです」
男の子「そうなんですかぁ。あのー、僕たち、この辺で大学生と社会人で集まって、なんかスポーツするみたいな活動をしてるんですけど」
私  「はぁ」
男の子「どうですか?」
私  「?」
男の子「…あの、どういったお仕事されてるんですか?」
私  「IT系です」
男の子「すごいですね」
私  「はぁ」
男の子「…」

どうも要を得ないのだが、(ほんとかどうかは分からないが)その活動に誘おうとしているようだ。ただ、不信感を抱かざるを得ない状況だったし、変な勧誘とかでもイヤだし、私自身なかなか無い状況に置かれて混乱していたので、私の中では「断る」一択。

男の子「それで、スポーツとか興味ありませんか?」
私  「いや、特に。仕事も忙しいんでなかなか都合がつかないしね」
男の子「そうですかぁ。…でも一緒にやりませんか?」
私  「いや、いいです」
男の子「…」
私  「…」
男の子「そうですかぁ。ありがとうございました」

てことで、二人組は去っていった。なんか悪い事しちゃったかなぁとか思いました。

男の子のひたむきな目にどこか宗教的な危うさを感じてしまったが、考えすぎで単に若者ってのはああいう目をしているものだ、ってだけの話だったのかもしれない。大人になると純粋さが怖くなる。

単に一生懸命勧誘しようとしていただけだったのかもね。明らかに勧誘ベタだったし、そういう意味では逆に信用できたのかも知れないのだが。

何かスポーツ用品が入っているっぽいバッグを持っていたし、B&Dを知っている事からも、そして、彼らの体型からしてもスポーツをしているってのは嘘じゃないだろうなぁとは後からしてみれば思う。

私も一応、そこそこスポーツやってるげには見えるだろうから、声をかけてくれたという話だったのかも。何か連絡先を含めた具体的な情報を出してくれれば良かったんだけどね。リーフレット的な。

単なる道尋ねかと思いきや、勧誘で、しかも唐突で良く分からない、と言う混乱極まりない状況だったので、相手を信用する、しない以前の問題で、とにかくその場を収める事が先決になってしまった、といったところでしょう。

ナンパで道を尋ねるところから入るってのはベタな戦術だけど、個人的な数少ない経験上(笑)、そういう場合は立ち止まって話はしてくれますが、その後どっかいっしょに行くとかはまず無理です。

話しかけられた当人からしてみたらすぐ終わるつもりだったのに、「えっ、これってナンパだったの?」みたいな失望と言うか、軽い混乱状況に陥るので、拒絶モードに入ってしまい、まず上手くいきません。

なので、最初からさっさと用件を切り出して、ダメだったらダメですぐに立ち去るのが、スマートで感じも良いし正しい戦術だと個人的には思います。

今回の件も、

「あのー、すみません。結構締まった身体してますけど、何かスポーツやってらっしゃるんですか?こういう活動してるんですけど興味はありませんか?(何か資料見せながら)」

みたいな、感じで入れば良かったのかなぁと思いますよ。最初にさりげなく誉めるのが営業的なポイントです(笑)

ちなみに、そのとき立ち読みしていた本が、べつやくれいの「ひとみしり道」ってコミックエッセーでした。それだけです。

01:57

2008年8月 3日

ただ一言。暑かった

去年私から諏訪湖マラソンに誘った大学サイクリング部同期が私以上に走る事にハマってしまい、ランニングイベントに参加を繰り返している。その煽りを受けて、私も今年湘南国際(フル)マラソンに出る事になってしまった。諏訪湖マラソン(ハーフ)は今年も出るつもりだったけど。

いや、走るならハーフまででフルマラソンとかありえないから。狂気の沙汰だよ、走るやつ頭おかしいって、とか思ってたのに。いや今も思ってるんですが。

てことで、今日は彼と駒沢公園を走った。

最初は比較的快調に走っておりました。併走して色々話しながら走るのが常なのですが、7kmくらい走ったところからお互い口数が少なくなり、どんどんペースも落ち、結局10.5kmでギブアップ。今日は暑すぎた。34度とか今年一番の暑さ。

朝10時から走り出したんですが、走るごとに気温が上がっていくのが分かって超ゲンナリでしたね。

しかし、10kmとか普通に一人で走る距離です。集まってまで走る距離じゃないよ。情けねーな。長い距離を走るために満を持して集まったはずだったのに。

走るのを辛いと思ったのは久し振りです。正確に言うと、最初はちょっと辛いけど、そこを越えると楽しくなってくるって感覚があるんですが、今日はいつまで経っても楽しくなんないどころか辛くなりっぱなしで心が折れました。

暑さのせいもあったが、お互い6月はレースとかがあってそこそこ身体が充実してたんだけど、7月にサボり気味でパフォーマンスががた落ちしていると言う似たような状況でした。

てことで、身体に鞭を入れるために、近々もう一度集まって走る事に。今日の反省も込めて次回は夕方から。走っているときにどんどん気温が上がっていくのは辛すぎる。

ジョギングは、走力が近いもの同士だと併走して色々話せるのが楽しい。自転車ではそれが出来ない。

22:27