« 2006年6月 | メイン | 2006年8月 »

2006年7月31日

文化的な生活?

朝起きて、ロード乗ろうとしたら、後輪がパンクしてた。どうやら、前回乗ったときにスローパンクしてたらしい。気づかないなんてだっせぇの。操縦スキルが落ちている証拠じゃ。大学4年のときに沖縄のレースでクラッシュして自転車折ったとき以来、ロードではずっとパンクや事故とは無縁だったが(不思議と街乗り用の自転車は一定の間隔でパンクを起こすのだが)、久しぶりにパンク修理をした。

で、ロードに乗る気を失ったので、街乗り用チャリで町田まで出かけ、散髪など。町田に行く途中の行幸道路で、たかだのクラブランがちょうど帰ってくるところに鉢合わせ。みやざき君に「クラブラン来ましょうよ」とか言われてしまった。いや、そう言ってもらえることは非常にありがたいけどね。

みやざき君は前よりも更に体が絞り込まれていて、凄みが増していた。ふくらはぎなんて、研ぎ澄まされていてナイフのようだ。きっと上りでは以前以上の切れを発揮するのでしょう。このまま、日本トップクラスの選手まで上っていって欲しいものだ。

夜は木曜のリベンジで再度パウンドケーキを焼いた。今回は万全を期し、使う材料をすべて計量して並べてから製作を開始した。

パウンドケーキ パウンドケーキ断面

前回のようなへまはせず、普通に焼きあがった。やはりこうでなくては。左側の写真の手前がフルーツミンスのパウンド、奥がコーヒーとくるみのパウンド。右がフルーツミンスのパウンドの切り口。しかしパウンドケーキごときで苦戦させられた自分が情けないね。

恋人から借りていた「チーム・バチスタの栄光」を読み終わった。これもまた大学のゼミで使ったらしい。文学のゼミらしいのだが、ベストセラーのミステリーを選ぶあたりに、大学生の関心を引こうと大学側も苦心しているのかなぁとか感じてしまうのは意地悪な見方だろうか。「容疑者X…」「チーム・バチスタ…」にしても短時間で読める本だし。一応両方とも現代社会の問題点を題材に扱った小説とは言えなくはないので、テーマとしてはそんなに悪くないのかもしれないが。

読書管理のためにも、このページ内に読書リストでも作ろうかと考え中。リストを読み込ませてhtmlで出力させる単純な形のもの。

Amazonで3万円分の本を買ってしまった。クーポンがあったのでそれを使うために本を買ったのだが、クーポンの金額ははるかに凌駕した。ちょっとやりすぎた。でもいつかは買わないといけない本だし、古本屋巡りをするのもめんどいし。図書館にもないし、あったとしても2週間とかじゃ読み終わらないし、理解も出来ないし。

また部屋が狭くなるよ。持っておくべき本、図書館・マンキツで済ませられる本、読み捨てる本、そのあたりを整理しなおす必要がありそうだ。近頃はマンガなどは買わなくなり、もっぱらマンキツで済ますようになった。部屋のマンガも近々大量に処分予定。

とりあえず、またしばらくは小説を封印して、こんぴーた関係の書籍を読み漁る日々になりそう。自分の技術力のなさにもうちょっと危機感を持ったほうが良い気がしてきた今日この頃。

頭が良くてプライドが高いのは結構だが、いくら頭が良くてもスキルがないってのは最悪だし、自分の実力以上のことをやらないとスキルは身につかないが、それで収拾がつかなくなって誰かに尻拭いをしてもらうなんてのは最低だ。そうはなっちゃイカンのです。

03:53

2006年7月28日

文化的生活へのリハビリ

休日だった。仕事のことを考えずに遊んだ。最近はもはや、持ち帰りで仕事をするのをほとんど放棄した。というより、休日は後先考えず休んでしまわないと、毎日仕事をする羽目になりかねない。それは余りにも効率が悪いしね。中国にいたときがそんな感じだった。そもそも残業、休日業務をするなんて無能の証拠なんですよ。

ロード載った。ニューマシン購入を決めてから初めてという体たらくである。軽い峠のあるコースを55km、2時間ちょい。

どうもひさしぶりだからか集中力を欠く部分があって、注意が散漫だった。危ないね。2時間集中してきっちり乗ることが出来ないと、これ以上距離を伸ばして練習しても意味がない。あと、案の定上りが全然だめ。平地は何とかなったものの、峠でペースダウン。やっぱ、自転車は自転車乗ってないと強くなれない(←当たり前だ)わな。普段家の周りの平地をランニングしてるだけじゃ全然お話にならない。

夜は、1年振りくらいにパウンドケーキを焼いた。卵を常温に戻すのを忘れるなど、やや手際が悪かったが、レシピ無しでさくっと焼いた。カラメルソースを作って生地に入れる細かい芸も見せた。流石俺。まあ、昔とった杵柄だね。

とか自画自賛してたら、焼きあがったケーキを見て愕然。あんまり膨らんでないでやんの。それを見てはたと気づいたよ。ベーキングパウダー入れ忘れた! もうね、全然だめ。素人かと。いやーしかし、ベーキングパウダーって分量あれだけの量なのに、入れると入れないとでこんだけ出来が違うのだね。

幸いバターと卵をそこそこしっかり泡立て、小麦粉もふるっていたので、味としてはそこまで悲惨な出来にはならず、廃棄処分は免れた。良かった。

仕事以外のことも充実させないとな、と痛感した一日であった。

話は全然変わるが、Becky!用の新型Spamフィルタ、深海魚フィルターはなかなか優秀。9割以上Spamを捕獲してくれる。6割程度だったBkAspilと比べると大違い。

01:56

2006年7月26日

容疑者Xの献身

「白夜行」を読んだのは上海だった。留学中、読む本がなくなって、途方にくれていた時に当時高校4年生の友人が貸してくれたのを覚えている。この本も恋人が持っていたのを借りた。なんか大学のゼミで使ったらしい。

この本は同じく東野圭吾の本で直木賞とかで話題にもなっているらしい。非常に軽いつくりで、読みやすかった。2時間弱で読み終わってしまった。これは私にしたら速い方。だから万人受けしたのかなぁとも。白夜行はそこそこ時間がかかった気がした。

この作者はありそうでなさそうな話を書くのが上手い。リアリティに富んでいるのだが、現実離れしている、そんな話。白夜行のキーを握る女性にしてもそうだし、この作品の動機や、トリックにしてもそうだ。正に「事実は小説より…」の逆を行く。それでいて時代背景なんかを良くつかんでいるから唸る。

ただ、純愛を書きたかったらしいが、ちょっと空回りしてしまった間が否めない。どうしてもその純愛に対する不気味さのようなものが後に残る。石神という登場人物は個人的には共感できる部分も多い良いキャラクターだと思ったが、その素材を書ききれなかった感がある。惜しい。

また、殺人を犯すパターンは東野圭吾お決まりの男女関係のトラウマであり、そのあたりも安易だった感じがする。

えてして、直木賞受賞作ってのは、それほど面白くない。むしろその作品の数作前がピークだったりするもんだ。江國香織然り、桐野夏生然り、大沢在昌然り、宮部みゆき然り、京極夏彦然り、山田詠美然り(とは言ってもこの辺は私の好きな作家ですので勘違いなさらぬよう)。残念ながらこの作品もそのパターンに嵌ってしまっている。

大沢在昌は新宿鮫シリーズでマンネリに陥ったまま、その第4作で直木賞を受賞してしまったが、第6作でマンネリを吹き飛ばす見事な話を書いた。宮部みゆきはまだ迷走を続けている。山田詠美は同じ話しか書けなくなってしまったし、江國香織はそのおしゃれっぽい文体を悪い方向に磨きを書け、同じクオリティの話すら書けなくなってしまった。京極夏彦はデビュー当時のパワーはなくなりかけている感があるが、この夏次回作にまだ期待している。桐野夏生はよくわからない。

てことで東野圭吾にもパターンからの脱却と、更なる飛躍を期待したい。

02:28

2006年7月25日

Gizmoはスゲェ

何か書こうと思っていたら、Gizmoをインストールして遊んでいたら、時間が過ぎてしまったので、今日は諦めた。VoIPソフトだが、固定電話で完全無料でかけられるようになったのがスゲェ。録音機能も標準でついているのがびっくり。音質はSkypeよりかは悪い気がするが、気のせいかも。

仕事柄、こういった技術には敏感にならざるを得ないのが職業病。特に通信関係はね。パソコン使ってマルチメディア!(ワラ)、とかあほらしくてそういったことには全く興味なかったのだが、そうもいってられないようだ。動画、音楽配信とかどうでも良かったんだけどさ、職場がそういうことをやるということになると、白羽の矢が立つ(?)のは決まって、私とシステム関係の上司一人の合計2人になるわけですよ。

なんか最近コンピュータ関係の技術書やら、読み物やらばっか読んでいたので、趣向を変えて、久しぶりに小説を読んでみることにした。邪魅の雫までは小説は封印かと思っていたが、禁を破ることにした。

03:09

2006年7月24日

大事をとって

せっかくの休日だったが、大事をとって家でぼけっとしていた。天気もあんま良くなかったし。スポーツ観戦なぞをしていた。

夜にはボウリングP-Leagueを見た。戸塚選手は佐藤プロにテンフレ勝負の結果惜しくも負けてしまったが、プロに2勝し番組を盛り上げてくれた。フォームの安定感、ゆったりしたスイング、手前から上手く転がすリリースはかなり好き。

フォワードスイング時に支点となる肩が少し突っ込み、投げ終わりの時に重心が少し後ろに残るせいで、球速が遅めなこと、外を使いすぎでアジャストがまだまだ弱い点などに課題は見られるが、全体的なフォームの柔らかさは非常に将来性も感じられるので期待したい。

ツールではランディスが19ステージのタイムトライアルで3位に入り、総合首位を奪還。マイヨジョーヌをものにした。ランディスは当初はそつなく総合首位を獲得するかと思われたが、16ステージの大ブレーキ、17ステージの大爆発で、史上稀に見る逆転劇を演じてのマイヨジョーヌの獲得となりました。

アームストロングの支配後、初の優勝者もアメリカ人となったわけです。ランディスは今度股関節に人工関節を埋め込む手術をおこなうらしい(もちろん怪我の治療が目的だけど)。てことで、ツールはアメリカ製サイボーグの時代です。ツール主催者はさぞかし気に入らないことでしょう。

00:00

2006年7月23日

おっかなびっくりアップグレード 3.1x→3.3

昨日、長いエントリーを作成してしまったせいか、サイトの再構築に少し不具合が出た。最初に適当にMovableTypeをインストールしたときに、データベースにとりあえずBerkeley DBを選んでしまったのだが、それが原因かもしれない。MySQLを使うかねぇ。

で、とりあえず、MovableType自体をアップグレードしてみることにした。そうしないと、Berkeley DBからMySQLへの移行もめんどくさそうだし。

3.171-jaから3.31-jaにダイレクトにアップグレードした。これまで使用していたのがバージョン3.171-jaなのだが、3.2xから3.3xへのアップグレードをレポートしたサイトは多数あれど、3.1xから3.3xにダイレクトにアップグレードしたことを詳しく解説したサイトがちょっと見、みつからなくておっかなびっくりのアップグレードになった。

一応、本家のマニュアルに3.1xからのアップグレードについて記載があったので、確認しながらこわごわ再構築。

FTPでサーバーに接続し既存の構成ファイルをすべて消去し、新しいバージョンのファイルに入れ替え、それに加えて、既存のmt.cfgという名前のファイルをmt-config.cgiという名前に変更してアップし、cgiファイルのパーミッション書き換えてから、管理画面にアクセスすれば自動的にアップグレードを開始してくれる。不安だったが無事終了した。

mt.cfgをmt-config.cgiと書き換える以外は、3.2x→3.3xと手順は同じであるようだ。

簡単といえば簡単だが、ファイルをすべて入れ替えなくてはいけないのが時間がかかってめんどいね。ま、そのうちワンクリックでアップグレードとかになるのだろうなぁ。

アップグレードの確認のために、一個エントリーを投稿した。無事投稿された。良かった。

肝心のMySQLの導入は先延ばし。

23:15

深海魚フィルタ

昨日、Becky!のSpamフィルタ、BkAspilは余り良くないとここに書いたが、本日タイムリーにBecky!用の別のSpamベイジリアンフィルタプラグインがあることが判明。しかも今月できたてほやほやらの新しいプラグインらしい。窓の杜のニュースに載っていたのだが、なんだかYahoo!のニュースにも取り上げられていてちょっとびっくり。

早速その、深海魚フィルタを使ってみることにした。使いはじめなので、まだ精度は不明。

どうでもいいが、サポートが

  1. mixiの「Becky!愛好者」コミュニティに入っておりますので、そちらをご利用ください。
  2. bill-gates@mbr.nifty.comまでご連絡ください。

とかなっていて、ちょっと萎え。

23:04

Spamの応酬

NotesにSpamが鬼のように来る。インターネット上に公開しているアドレスをNotesのアドレスに転送かけているもんだから、そこにくるSpamがすべて流れてくる。

その外部に公開しているメールアドレスは、申し込みフォームから流れてくるメールを除くと、9割以上Spamなもんだから、大いに困る。NotesはSpamのフィルタはおろか、メールの振り分けすら出来ないから、その点は勘弁して欲しい。

Spamフィルタは、もはやベイリジアンフィルタが業界標準となっているようだが、一回使ってみると、確かになかなか快適である。いくつか搭載メーラーを使ってみたがちょっとその比較をしてみたい。

Mozila Thunderbird

最近飛ぶ鳥を落とす勢いで、普及が進んでいるフリーメーラー。何せ天下のMozilaプロジェクトなのである。

こいつは標準でSpamフィルタを備えているのだが、そのフィルタ能力はすげえ。勤務先でNotes以外のPOPメールを受信するので使い始めたのだが、1週間ほど学習させたら誤検知は全くなくなった。2週間したら、Spamの見逃しもほぼなくなった。Spam学習もワンクリックですばやく迷惑メール指定ができるのが優れもの。メールを受信すると、ズババっと迷惑メールマークをつけて、ゴミ箱に一気に放り込んでくれるのはなかなか爽快。何せ職場のPOPメールは殆どSpamなもんだから。

メーラーとしての能力を問うと、動作がもっさりしているのが気になるところ。デザイン的にも妙に小奇麗で丸みを帯びていて、色彩が薄いのも個人的には少し気に食わない。なので自宅のメインメーラーにはなりそこねている。

Sylpheed + bsfilter

Sylpheedは日本発祥の誇るべきフリーメーラー。一時Vine Linuxを使って遊んでいた際、標準メーラーとして搭載されており、割と使いやすかった覚えがあった。それで、去年Windowsにも移植された際に使ってみたのが使い始め。現在もたまに自宅から職場のPOPメールを受信する際に使用している。

bsfilterと連携をとると、Spamフィルタ機能を実装できる。Sylpheedに関してはドキュメントが少ないので、設定には少し苦労した。Spam自体の学習はワンクリックで指定できる点はThunderbirdと同じく簡単。

肝心のSpamフィルタ能力は概ね良好。ただし、Thunderbirdにはかなわない。しばらく学習させるとSpamを取り逃がすことは少なくなるのだが、ごく稀に誤検知があり、普通のメールをゴミ箱に投げ込まれていることがある。なので、Spamを一斉消去する際はざっと一覧に一度目を通してから消去する手順を踏まざるを得ない。

デザイン的にもシンプルですっきりしているので、個人的には好きなメーラーではある。ただ、まだ煮詰めが甘い部分があって、時々突然マウス操作を認識しなくなったりなどの誤動作も起こす。メニューや設定画面がやはりLinuxライクなので、慣れないと苦労するかもしれない。

それに、私にとっては致命的な弱点がある。中国語を上手く表示できないのだ。表示フォントをMS UI Gothicに指定しても中国語特有の漢字を表示してくれない。文字コードごとに細かいフォントの指定が出来ないのも×。中国語のメールを頻繁に(嘘)やり取りする自分にとっては大いなる問題。

なので、特に多言語環境に関してなど、まだまだ改善の余地はあるのだが、現在も鋭意開発中なので、今後に大いに期待している。

Becky! + BkASPil

大学時代からずっと個人メールにはBecky!を使っている。かなりメジャーなシェアウェア。通ってた大学がライセンスを取得しており、無償で使うことが出来た。

BkASPilというBecky!用のプラグインを使用すれば、ベイジリアンフィルタを使用可能になる。

ただねー、このフィルタは正直いまいち使えない。誤検知がないのはありがたいのだが、Spamは半分強くらいしか拾ってくれない。一度Spam指定したのとほとんど(全く?)同じメールでないとSpamと検出してくれない模様。Spamの指定も右クリックから行わないといけないし、時間も数秒かかるのが難点。

よく調べてみると、閾値などの設定なども出来るようなのだが、そういった設定を施さなくても標準状態でもう少し使えるレベルであって欲しいものである。

ずっと使ってきた慣れもあるのだが、これをメインで使っている。大量のメールにもかかわらず動作が軽快なのがすばらしい。過去受信したプライベートのメールはすべてこのメールボックスに入っている。また、スペースキー連打で読み飛ばしがなにるのが何気にポイント。今回紹介したほかの2つのメールはそれが快適に出来ない。Thunderbirdなんかスペースキーを連打すると勝手に次のメールに移ったりするし。残念なのはSpamフィルタの性能。

Gmail

かなりすぐれたSpamフィルタ能力を誇るらしいのだが、アドレスを一部の人にしか公開しておらず、残念ながら(?)まだSpamを受信したことがないので分からない。Webメールに革命をもたらしたインターフェースはもちろん秀逸。


以上、スパムフィルタの比較だったが、同じ単純な理屈(ベイズの定理)のはずなのだが、フィルタ能力に差があるのはなんだか不思議だ。

実はベイズの定理は、学生時代に離散数学をわりとしっかりと齧っていたこともあり、ちょっと思い入れのある定理である。もうすっかり忘れたけどね。クラスでは一番優秀だった自信があるのだが、それでもそんなものなのですね、学生の勉強なんて。

離散数学のクラスからグラフ理論のゼミに行ったものの、しばらくしたらそこの先生が他の大学に移ってしまい路頭に迷ってしまった、ってのはまた別の話。

04:13

体力勝負

昨日は機材を購入しオフィスまで運び、今日はテレビを新橋から新宿まで運んだ。どういう肉体労働者なんでしょうか。

まあ、でも体力ってのはどういう場所でも手っ取り早く発揮できるから都合が良いね。能力や賢さは、なかなかその会社なり場所なりの仕組み、しきたりなんかを理解するまで、その能力を完全に発揮は出来ないからね。もちろんそういった仕組みをすばやく把握するのも賢さだけどね。そうは言っても多少は時間がかかるわけだから。

てことで若さと体力で売っている今日この頃なのです。もう少し落ち着いてもいいお年頃かもしれないけど、会社の中では最年少なんでね、20代後半といえども。

何にせよ、体力があることは良いことだよ。維持すべし。

02:24

2006年7月21日

メノナイト派の彼

ランス=アームストロングが引退のため不出場で、同時期に開催のワールドカップにお株を奪われ(しかも決勝がフランスとイタリアだし)、開幕直前に空前のドーピング疑惑が発覚し有力選手が軒並み出場停止処分を食らったり、うちのケーブルでは見られなくなってしまったりと、今年のツールドフランスさっぱり面白みにかけるのです。

で、私も全然注目もしないまま、終盤に入っているらしいのですが、アメリカのメノナイト派出身のフロイド=ランディスががんばっているようです。彼は15ステージ時点で、総合首位にたっていたらしいのですが、16ステージでなんとトップから10分も遅れてしまい、総合成績もトップから8分差の総合11位に脱落。もうこれは絶望的な差で、周りには「彼がレースから脱落したのは残念だ」とか言われ、彼本人も「もう総合優勝は無理だから、ステージ優勝を狙うよ」とか有力選手が総合争いから脱落したときのお決まりの台詞をはいていたのですが、翌日の17ステージで確変。今度は、ぶっちぎりの独走でステージ優勝を決め、総合成績もトップから30秒差の3位にまで返り咲きました。前日の不調は何だったのでしょう。すごすぎる。

これでタイムトライアルが得意なランディスには総合優勝の目が出てきました。彼はもともとメノナイト派ってのがミステリアスで(?)良いね。メノナイト派はアーミッシュと同じく、禁欲を旨として、文明や外界との接触を極力避ける人たちですが、メノナイト派がアーミッシュと違うのは、自転車がOKという点。もちろんそれだけではないのですが、アーミッシュのほうが総じて厳格なようです。アーミッシュの場合、キックボードはOK。なんか、通ってた大学の入学試験を受けたとき、小論文の課題文にアーミッシュのことが書いてあって、そこにそんなことが書いてありました。

しかし、メノナイトが自転車禁止じゃなくて良かったね。そうじゃなかったら、ロード選手のフロイド=ランディスってのはまずいなかったわけだから。

02:45

2006年7月20日

5分で終わる作業も100個あると1日の業務時間を越えてしまう件

500分だから、8時間20分だ。これに気がついたときはちょっと愕然としたね。あと、最近物忘れをするのな。物忘れをする自分はなかなか新鮮だった。平行していくつもやることがあると、「あっ忘れてた」ってことがたまにある。昔からすると考えられない。

「あっ忘れてた」なんてのは、覚えてたけど手をつけていなかったことに対する言い訳のように使うものだと思っていたのだが、いやー、山のように仕事を投げられるとホントに忘れるなんてことがあるのですね。びっくり。いやー、俺って頭悪かったんだなぁ、と。

てことで、TODOリストを定期的にアップデートしているのだが、業務上、雑用的なこまごましたことが多くて、TODOリストがすごいことになっている。10ptのフォントでマージンぎりぎりまで削って印刷しても、時にはA4に入りきらなくなったりする。ただ、結構雑務も楽しくて、いろいろこなすと、会社の中をいろいろな点から眺めることができたりして面白い。ここはこうなってたんだ、とか、本社の人と仲良くなって、本社の仕組みとかもちょっとわかったり。

ただ、この位置に、満足してしまってもいけないのかなとも思うよ。多くの雑用ってのは基本的に新人や一般職の女の子の仕事だし。そういう仕事を全体的に見渡せて、投げられる位置には立場上居るべきなんだろうけど、自分でやりすぎてしまってはいけない感じ。決して自分のメインの業務ではないのだから。てことで、仕事のうまい投げ方ってのが最近の課題。

しかし、他人の書いたHTMLって読みづらいね。今日悩まされたのは、tableでレイアウト切ってあって、rowspan="ほげ"とかやって、左に1列空白のテーブルセルを作って、左側にマージン空けてるとかそういうやつ。なぜ、margin-leftを指定しないのか意味がわからない。それがどうなってるかがわからなくて、テキストエディタでのちょっとした手直しのはずが、20分くらいレイアウト崩れに悩んでた。こういうことは、ホント時間の無駄だと思ってしまうね。こんなんで給料もらっちゃっていいのかね、とも。

03:16

カッコウはコンピュータに卵を産む

前回、クリフォードストールをぼろくそに言ってしまったので、けなしっぱなしでは流石に失礼なので、ちょっと良いほうの本も紹介してみよう。この本は、お勧めである。上下分冊だが、内容が軽いので、ボリュームはあまり感じられない。

この本は、筆者が管理しているネットワークで、ハッカーの足跡を見つけてしまったところから話は始まり、追跡を続けているうちに、結果的に歴史的なハッキング事件に立ち会ってしまうという実話を書き留めたものだ。コンピュータの専門化ではなく、本業は天文学者の筆者がハッカーを追跡していくのはなかなか痛快でもある。

ハッキングなんて概念がそもそもないに等しく、それ自体に違法性がまったく問うことができず、そのせいで追跡を途中で断念しかけたなどと、当時のインターネット黎明期の社会状況もなかなかよく映し出されていて、そこも興味深い。

正義感に燃える性質でもない筆者が、半ば意地になってハッカーを追跡しているさまなど、ところどころに感じられる筆者の人間臭さも良い味を出している。

Unixに少し触れたことのある人なら、ニヤっとするような描写がでてくるのもエッセンスになっている。コンピュータに詳しくない人もそういったところは読み飛ばしてしまえば、ストーリをつかむのに苦労はしないと思われる。

ちょっと意地悪く読むと、翻訳が微妙なところが結構あるね。こういう最新(当時)の技術用語が多く出てくるストーリーの翻訳は難しいよなぁと感じたね。技術者が訳せるものでもないし、普通の翻訳家単体だと荷が重いだろうから。

考えてみたら、この本を読んでから「インターネットはからっぽの洞窟」を読むとまだ、楽しめる要素はあるね。筆者のゴーストライター疑惑の話とか。でも、この本を読まないで「インターネットは…」を読むとそれこそまったく楽しめる要素がないね。単体で面白みを持たない本には何の価値もないわけだけど。

ちなみにこの本は、アマゾンなんかで買わなくてもよい。そこらのBookOffに行けば100円で転がっている。

03:15

2006年7月19日

インターネットはからっぽの洞窟

この本は、全然お勧めじゃないです。先日、ビーイング・デジタルの書評を書いたときに、「この本は驚くほど陳腐化していない」てなことを書いたが、この本は、「悲しいほど、陳腐化してしまった本」と言える。

著者の前著、「カッコウはコンピュータに卵を産む」(以下「カッコウ」)が面白かったものだから、この本も買ったのだが、悲しいかな、この本は、「カッコウ」で有名になってしまった著者がついうっかり世の中へメッセージを発信してしまった本としか言いようがない。

「カッコウ」では、彼のアナーキーさ、ニヒルさ、ユルさがよく出ていて、共感できたのだけどね。コンピュータが好きだけど、別に特別好きってわけじゃない。コンピュータに振り回されたくないけど、それでも、ハッカーの存在に気がついてしまったし、普通の人よりかはコンピュータの知識があるもんだから、少し意地を張りながらも、状況を楽しみながらハッカーを追跡する、そういう彼自身の存在がうまく描けていた。

この本は、そんな風にコンピュータ関係では一般人にとって、ちょっとした名前になった著者が書いたエッセイで、コンピュータが広まっていく社会に対しての警鐘を鳴らしているのだが、今となってはどれも月並みなものでしかないし、当時としてもどうなのだろうか。

月並みでも正しいのならまだ許せるのだが、今となっては的外れなものが殆どなのが悲しい。「そんなこと実現しっこない」という表現が盛んに出てくるが、残念ながら、今や実現してしまっているものがほとんどだ。彼がネックにしたがっていたデータ転送速度の話なんかは、それこそ、これより前に出版されたビーイング・デジタルですでに触れられているDSL技術によってほぼ解消可能なのである。今や光ファイバーだしね。

結局、筆者が警鐘を鳴らすべきだったのは、「すべてを情報化するなんて実現するわけないからそんなことやっても無駄だ」ということではなく「性質の悪いことに、それが実現してしまったらどうするか」ということであったと思う。筆者風に言うならば、更に情報が溢れかえってしまって、より手に負えなくなってしまった社会。筆者がそういった社会が想像でき、そういった社会の中での心構えみたいなものが書ければ、この本はもう少しましな本になったと思う。

02:01

2006年7月18日

サイトいじり

とりあえず、ほったらかしっ放しだったサイトの体裁を簡単に整えてみた。体調悪いわ、雨だわで、外出、運動する気にもなれず、気兼ねなくサイトいじりに没頭できた。寝たり本読んでたりしてたので、実質の作業時間はほんの数時間だが。しかし、なんだかんだで苦労した。

DOCTYPE が XHTML 1.0なもんだから、安易に「XML宣言でも入れるべ」とか思ったのが大間違い。いきなりIEでのレイアウトが崩れてショックを受けました。調べたらIEはDOCTYPE宣言以前になんらかの記述があると、レンダリングが互換モードに切り替わる致命的なバグがあるらしい。MovableTypeの初期テンプレートで、文法的にinvalidにも関わらず、XML宣言がなされてない原因がわかったよ。何言っているか分からない人もいるかもしれないが、つまり、IEは糞ってことですよ。

勤務先のWebサイトはHTML 4.01 Transitional のURL付きで管理、運営しているもんだから、恥ずかしながら、そんなことは露知らず。CSSハックを施すなどの対処方法はあるようだが、めんどくさい(=それだけの技術がない)ので、XML宣言をはずしたままにすると言う、一番乱暴な手にでた。まあ、文字コードがUTF-8だから別に問題ないっしょ。

まあ、あとのデザインはこんな具合です。この程度ですよ。閲覧者の画面解像度が高いと、背景画像の出方がおかしくなるが、まあ気にしません。しかし、今日作業していても感じたが、Webサイト管理者としての自分の課題、

  • デザイン力の強化
  • コンテンツ制作スピードの向上

以上2点を痛感したね。デザインセンスとなるともうどうしようもないから、オーソドックスなデザインパターンをある程度知る必要があるね。配置に関しては少しは本を読んだから、今後は配色やらフォント関係の学習が必要かな。

コンテンツ制作スピードに関しては、手打ちのみの現状を打破しなくてはならない。なんらかのオーサリングソフトの使い方、簡単なテキスト整形スクリプトの作成などを学ばなくては。

アーカイブページにも少し手を加えた。昔の私のサイトの体裁にそっくりにしてしまったが、むしろこれをメインにしても良いような気も(?)

00:12

2006年7月17日

暑さには強く、寒さには弱い

ここ3日ほど寝込んでいた。38度以上の熱が3日ほど続き、しかも体はだるい、頭は痛いで最悪だった。土曜にちょっとがんばって出勤してしまったせいで連休までずれ込んだ。こんなに長引いたのは初めてだ。さて、続きは、食事中の方は読まないほうが良いと思われる。

木曜日の夜からやばめで早めに休んだが、金曜日は起き上がれないほどで会社を休んだ。夕方になっても回復する兆しを見せないので、何とか行きつけの耳鼻科に行った。

耳鼻科に行ったのは、原因はわかっているからだ。急性蓄膿症由来の、頭痛、歯痛、酷いときには発熱。年に1回くらいはこの症状が出る。いつも同じ場所に膿が溜まるのだ。左鼻の奥の脇の、奥歯の上。

はじめてこの症状が発症したときは、あまりの奥歯の痛みに、親知らずでも生えてきたかと思って、歯医者でレントゲンとってもらったら、「奥歯の裏に膿溜まりがあってそれが神経を圧迫してるんですよ」とか言いながら、まさしくその様子が写っているレントゲンを見せられてげんなりした覚えがある。

いつもと同じ消炎剤、抗生剤をもらって帰宅。いつもならこれで劇的に症状が回復するのだが、今回はなかなか回復しなくて焦った。

金曜は世間の噂によると、とっても暑かったらしいのだが、私は発熱のせいでとっても寒かった。例によって、厚着して汗だくになって、たまに起きては、水を飲み、鼻をかみ、を繰り返していたら、今日の夕方、左の鼻から膿と血の混じったゼリー状の塊が出た。いつもとんでもない色の鼻水を見慣れている私も、流石にギョッとしましたよ。でも、どうやらこいつが悪さをしていたらしく、これが出た後は、だいぶすっきりして、これを書いたりしている。

毎年1回程度はこの症状でダウンするのだが、年々ダメージが酷くなっているのが気になる。しかも、例年は、こうなるときは、ちょっと寒い風に当たりすぎたなどの原因があるのだが、今年はちょっと不明なのだ。部屋のクーラーはまだ、稼動してないし。基本的に暑さにはかなり強いが、寒さには対策を練らないとすぐやられるのだ。なので、夏でも部屋では長袖のジャケットを着ていたりして、家族には暑がられる。

しかし、なんか弱っちいのぅ。悲しいよ。寝込んでいた間の主食はアイスだったこともあり、せっかくちょっとしまってきていた体がまた弛んでしまった。

02:19

2006年7月14日

英語がぺらぺらになりたいなぁ。だってさ。

電車で女子高生が、
「英語がぺらぺらになりたいよね~」
とか話していた。

こういう発言を聞いて、頭が悪いなあ、と感じるのはあくまで私個人の主観であることは間違いのないのだが、どうしてそう感じるのかね。
理由はいくつかあるだろうが、そのひとつは公共の場で俗っぽい欲望を惜しげもなくさらしているのが非常に赤面モノだ、ということがあるのだろうね。つまり、公共の場で、「Hしたいよね~」とか言っているのと、程度の差はあれ同じことなのだ。

英語が出来たほうが良いなんて俗っぽい迷いごとに踊らされている彼女らが憐れにもなるし、学期末テスト時期なんで、彼女らにとっても死活問題なのかもしれないけどね。

ただ思うに、

  • とりあえず、英語が出来るようになりたい
  • とりあえず、お金が欲しい
  • とりあえず、頭が良くなりたい

などというのは、それを使って何をするかという想像力が欠如している以上、阿呆の発言なのである。そんなものは必要なだけあればよいのだし。

Hすることのほうがむしろ生産性はあるかもしれないな。

しかし、何かが「出来る」ことより、「出来るようになる」ことの方が個人的には楽しいと思うのだが、そういう過程をすっ飛ばして、結論ばかり欲しがるのはどうかと思うね。

00:46

2006年7月 9日

ビーイング・デジタル―ビットの時代

記念すべき書評の最初を飾るのは、最近$100PCなんかで話題のニコラス・ネグロポンテ氏が1995年に書いた、ビーイング・デジタルである。

これからのコンピュータテクノロジーの進化の方向性や、最新の技術(当時)、などが、書かれてるのだが、現在読んでも殆ど陳腐化していないところが驚かされる。例えば、1995年当時から、xDSLについて言及してあるところなどだ。

また、コンピュータの進化の目標は、「人間になること」である、とはっきり書かれている。はっきり言って、この本を読むまでは、同じ意見を聞いても、眉唾な意見にしか思えなかったが、この本を読むと、一理あるなと頷かされる。

結局、人間は、単純なわずらわしい作業を代行してくれる秘書的な存在が欲しいのであり、それをコンピュータに求めているというわけだ。
また、それにからめてだが、音声認識や、文字認識などは一般的に汎用性が求められることが多いが、それが間違いだとも言っている。例えば、誰の音声でも認識できるようにするよりかは、特定の個人の声が確実に聞き取れるようになったほうが有益だというのだ。そういった、個人用にカスタマイズされたコンピュータを各人が持てばよいという考えで、これは非常に目から鱗が落ちた。技術者ってのはつい汎用的なものを作りたがってしまうからね。

書かれている文章も平易だし、専門用語も少ないので、一般の人でも読めるし、読んだほうが良い名著だと思う。

01:59

書評

去年からしばらく凍結していたBlogだが、そもそも再開を考えたのは、amazonアソシエイトでもやって、書評でも書いてみようかと思っていたからだった。今更思い出した。

これは自分自身の読書管理も兼ねているわけだ。うまくやればね。てことで、ちょこちょこ書評を追加していくつもり。

01:56

2006年7月 7日

消費行動にトドメを

なかなか更新できないね。その昔Web日記をやってた頃は、半年くらいは毎日律儀に更新していたからなぁ。よくやっていたもんだ。ま、そんだけ暇だったんだね。授業中に更新とかしてたから。仕事中に更新とか出来ないもんね。というか、そんな暇はないのです。割と仕事に没頭してるから。

しかし、この一月はモノを結構買い、金銭が相当出て行った。具体的に消費したものとしては、

  • 革靴
  • 定期券
  • ボウリング関係(ボールの加工やら会員登録やら)
  • ポールスミスのショルダーバッグ
  • スポーツ用の腕時計
  • 1GBのメモリースティック
  • 書籍類

思いつくだけでもそれくらい。定期なんかはもちろん交通費は毎月支給されているのだが、半年とか買うと痛い。気分的に。貯金が一気に目減りして悲しいね。

そして、本日、その消費行動にトドメを刺すような行動をやってしまった。そう、ついにニューマシン購入に踏み切ることにしたのだ。ロードレーサーの。大学4年のときくらいから考えいていたから、足掛け3年。やっと買いますよ。ロードレーサーってのはとっても速い(乗り手によっては)自転車である。

コンセプトは、少なくともレースで勝負する分には遜色ない最高レベルのロードレーサーを、なるべく安い値段で実現することである。私の国産好きもあいまって、フレームはブリジストンアンカーのフルカーボン。コンポ(変速機などのパーツ)はシマノの戦闘用ラインナップ、デュラエースで固めることにした。

てことで、お世話になっている町田のたかだフレンドで注文。見積もりをもらったが、ある程度のパーツ類は今のロードから流用することもあり、かなり安くすんだ。具体的には、¥400,000位。

…ええと、0の数は間違えてないです。この金銭感覚もどうかと思うが、こだわって組んでしまうと、下手すりゃ100万超えてしまうモノなんでね、ロードレーサーって。

00:51